○燃料代が高騰しているから価格に転嫁しないと経営に響くという理屈は理解する。
○しかし、痛みを引き受けない値上げは容認できない。
○ワーキングプアの安月給の解消とか、あるいは、長時間労働の対応とか、容認できる裏付けがあっての値上げなら当然だが、東京電力にはそれもない。
○競争をしてこなかった独占企業ゆえに、自己努力が働かないのであろう。普通の会社であれば当然取り得る方策が東京電力にはない。
○報道されていないだけで実際は企業努力をこなしているというのなら、それは企業の広報力不足というしかない。あれだけのCMを打ち出してきた広報力を持っている企業なのにそれは不可解である。
○値上げしなければ電力の安定供給ができないというなら、東京電力に頼らず電気を手に入れる方法も考えねばならない。
○ただし、そのための時間もなければ金もない。誰かがやってくれた方法に乗っかるしか手がない。
○ちなみに、マンションの屋上に新たに太陽光発電を設置した場合、そのマンションの共用部分、つまり、エレベーターや街灯部分の電力をまかなうのが精一杯で、各個人宅の電力とまではいかない。
○風力発電も効率的だと考えられているが、風車の作り出す低周波や騒音は気軽に捉えられるものではない。
○原子力発電に頼らなくなった以上、化石燃料を使った発電の比重を増やさねばならない。
○しかし、その予算がない。
○東京電力の正社員様や、役員の皆様方、OBの方々の年金、そして天下りで参られた方々の資産に手をつければどうにかなるなんて畏れ多くてとても口にできない。
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