○傘は三本必要である。自宅で使用する一本、職場や学校に常備する一本、そして、電車に忘れる一本である。
○忘れるというのはそれを重要だと思っていないということ。頼まれ事を忘れるのは、受けた依頼を重要だと思っていないから。
○宿題を忘れるというのも、宿題を重要だと思っていないから。
○要件を増やせば増やすほど忘れ物も増えていく。忘れようとしているのではなく、覚えていられないから。
○覚えられないならメモをすればいいではないかという人もいるが、書いたメモをどこかに置き忘れる人だって存在する。
○メモを書いたことを忘れる人だっている。
○忘れないように真面目にメモを書いていると、やらなければならないことの多さに未来を絶望視する。
○忘れ物のフリをしてゴミを捨てていく奴がいるが、その中でも最も悪質なのは、忘れ物と称してゴミを部屋に置きっぱなしにして夜逃げしていった奴だろう。
○電車に傘を忘れているので周囲の人に聞くと誰も自分のではないと答える。降りた人ではないかということで追いかけて、「忘れ物ですよ」と渡したら「自分のじゃないですよ」と言われ、振り返ると電車は扉を開けて出発。
○そのときの飯田橋駅のホームの寒かったこと。
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