偉大なる皮肉・情報公開編

○公開されている情報を見ないことはできるが、公開されていない情報を見ることはできない。

○情報が公開されていないのに、状況に関する判断はできない。

○公務員が職務上知り得た情報を公開することは罰せられるというが、公務員は国民全体の奉仕者、国民の意思を無視して良いわけはない。

○情報を公開することでの中国との関係悪化を憂う者がいるが、ビジネスマンは政治など無視して金儲けを考え、最大利益を追求する。

○ビデオ公開は、義侠心だとか正義感だとかの問題ではない。手に入った映像をネットに乗せたというだけである。

○戦前の軍部が政府を無視して五・一五事件や二・二六事件を起こしたのにつながると考えるのがいるが、国民の支持に基づく行動をしたに過ぎない。

○今回の騒動を戦前への回帰につながると考えて憂う者は、そう考えている自分は頭が良くて偉く、そうではない一般大衆は頭が悪いバカだと考えている。

○責められるべきは、情報を公開せず独りよがりの独善をきめんこんだ者や、今回の騒動を否定的に上から目線で判断する者のほうである。

○何かにつけ戦前への回帰を恐れるという名目で国民の行動を縛り付けようとする者が権力を握ったら、それこそ戦中の惨禍が待ちかまえている。

○国民に判断の材料を与えずにこの国をどうすべきか考えることを許さず、自分の判断に従うことだけを求める者が権力を握るぐらいなら、その人たちが心配する“戦前への回帰”の方がよほど健全で住みやすい社会である。

尖閣ビデオ　投稿した人は罰せられるべき？

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