【売れ口】(うれくち)
物の売れてゆく先。転じて、嫁ぎ先のこと。德薙零己の小学校時代の担任であったY先生やS先生には縁がなかったこと。
【熟れ頃】(うれごろ)
食べるのにちょうどよく熟した時期。転じて、性的魅力がつきだしてセックスに耐えうるまでに成長したこと。その評価は、本人ではなく、スケベ根性に満ちた中高年によって下される。
【売れ先】(うれさき)
品物が売れてゆく先。「売れ口」と同じ。また、就職先を指すこともある。せっかく用意されているのに今までの仕事がいいと日比谷公園付近でゴネまくっているのは、ゴネることが仕事だからである。
【嬉しい】(うれしい)
大っ嫌いなやつが悲惨な目に遭っているとき。
【嬉しい悲鳴】(うれしいひめい)
喜べる状況になったが、そのために多忙になること。マーケットリサーチが失敗したということ。
【嬉し顔】(うれしがお)
うれしそうな顔つきや様子。金正日がギロチンにかけられた後、全世界の人類がそうなる。
【嬉し悲しい】(うれしがなしい)
嬉しいような悲しいような気持ち。取り返しのつかないミスをしたおかげで大トラブルを未然に防いだこと。サラリーマンなら一度や二度はこんな経験がある。
【嬉しがらせ】(うれしがらせ)
相手を喜ばせるような言葉や態度。キャバクラやホストクラブで体験できる。
【嬉し泣き】(うれしなき)
喜びのあまり泣くこと。金日成がくたばったとき、平壌のいたるところで見られた。
【嬉し涙】(うれしなみだ)
うれしさのあまりに流す涙。德薙零己の葬儀における参列者の涙。
【嬉しぶ】(うれしぶ)
嬉しく思う。自分より不幸な人間を見たとき。
【嬉し紛れ】(うれしまぎれ)
うれしさのあまり他に注意が向かないこと。長期休暇の前。
【嬉しむ】(うれしむ)
「嬉しぶ」に同じ。心底憎んでいる人間が不幸に遭ったとき。