偉大なる皮肉・数字編 | Short+α

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もう、気温が体温を超えることは諦めた。
そっちは諦めたが、せめて、風呂の温度を超えるのはやめてくれ。

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○野球の点数経過のことを「スコア(score)」というが、本来、scoreとは20という意味。これは、先に21点とったほうを勝ちとするという昔の野球のルールの名残。


○「一日」を「ついたち」と読んでも、「一」に「つい」や「ついた」といった読みがあるわけではない。「ついたち」の本来の意味は「月が変わった直後」である。


○元来の日本語では、子音をそのままで母音を変えると数字が倍になるという考えがあったらしい「一(ひ)」→「二(ふ)」、「三(み)」→「六(む)」、「四(よ)」→「八(や)」。もっとも、「五(い)」→「十(と)」でその法則性は崩れる。


○「二十歳」を「はたち」と読むが、「はたち」の本来の意味は「20個」であり「20歳」ではない。「二十」と書いて「はた」とは読むが、「歳」に「ち」という読み仮名はない。


○テニスで「0」のことを「ラブ(love)」と読み上げる理由は不明。フランス語の「卵(loeuf:ルフ)がイギリスに伝わったときに訛ったという説が有力だが、ラテン語が発祥という説もある。


○ナンバーnumberの省略形として用いられる「no.」。これはラテン語で数字を意味するNVMEROの最初と最後を用いた省略形。


○99。日本語の「きゅうじゅうきゅう」は9×10+9でこの表し方は世界的に珍しくない。また、英語の「ninety nine」は90+9。ドイツ語の「neunundneunzig」は9+90であり、これもまた普通に見られる発想である。だが、フランス語の「quatre-vingt-dix-neuf」は4×20+10+9、言語学的にこれは例外と言わざるを得ない。


○数字専用の文字を使用せず、既存のアルファベットの文字で数字を表す言語がある。ラテン語やヘブライ語がその例。


○ラテン語の数字の表し方は、現在でも様々なところで使用されている。たとえば、時計の文字盤にⅤやⅩといった文字を使用していることがあるが、これは文字としてのVやXではなく、5や10を意味する。


○ヘブライ語の数字はヘブライ語のアルファベットで表される。たとえば28(kaf-het)は20を意味するkafと8を意味するhetを並べる。ただし、15と16は別。15(tet-vav)は9(tet)+6(vav)、16(tet-zayin)は9(tet)+7(zayin)と記す。これは、10(yud)+5(he)や、10(yud)+6(vav)とすると神(yhvh)になってしまうから。

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