辞典(うるあ~うるお) | Short+α

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【粳粟】(うるあわ)

粘りけの無い粟。炊くのが非常に困難で、かつてはこれができると女性は結婚に不自由しなかった。今はどうかは知らないが、慌てて粟を買いにスーパーマーケットへ走ることはお勧めしない。


【潤】(うるい)

恩恵を受けた。本人がそう感じたかどうかではなく、与えた側や第三者の判断で決まる。


【閏】(うるう)

暦の上の季節と実際の季節とのずれを調節するため時間を追加すること。通常より長く働くのに給料は変わらないという特性を持つ。


【閏月】(うるうづき)

太陰暦での閏の方法で、同じ月を二度繰り返し一年間を一三か月として暦と季節のズレを修正する方法。これだと一年で一三回給料が貰えるはずだが、その代わり一ヶ月当たりの額が減るのでトータルは変わらない。


【閏年】(うるうどし)

西暦表記で4で割り切れる年、ただし、100で割り切れる年は除く、が、400で割り切れる年は含まれる。


【閏日】(うるうび)

二月二九日のこと。この日が誕生日だと、六八歳を一七歳と言い張ることが可能である。


【閏秒】(うるうびょう)

地球の自転とセシウム原子時計との差異を調整するために秒の追加もしくは削除を行うこと。当欄作成時における最新の実施は平成21年1月1日午前8時59分59秒と午前9時ちょうどとの間の挿入であり、初詣ほったらかしでこのタイミングに天文台に駆けつけたのが日本国内だけでも千人以上いる。


【潤う】(うるう)

水気が多くなる。駆け込み乗車してきた人の背後の扉。


【潤い】(うるおい)

余裕があること。自らの財布を眺めた場合、これ以上の紙幣や硬貨を入れるスペースという点については永遠に感じ取れ続け、現在入っている紙幣や硬貨に基づく生活という点では一生味わうことのできない感情。


【潤う】(うるおう)

豊かになる。徳薙零己の生活の反意語。


【潤す】(うるおす)

水分を与える。飲み会の帰り、駅から自宅までの途中の電柱に対して行うこと。


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