辞典(うひ~うふこ) | Short+α

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【雨飛】(うひ)
弾丸や矢などが風に吹かれた雨滴のように激しく飛んでくること。戦場から帰ってきた人は、その中を生き延びたとは話すが、撃つ側だったとは話さない。

【烏飛兎走】(うひとそう)
月日のたつのが早いさま。土曜の夜寝て、起きたら月曜の朝だった、という時の感情。

【雨氷】(うひょう)
氷点下に冷却されながらも雪とはならず液体状を保っている雨滴が、地物に触れた瞬間に凍結して、均質透明の氷の皮膜となったもの。その降雨量が激しいときは樹木や電柱はおろか、家屋すら壊すこともあるので、気にくわない奴の家に対する破壊衝動を満たすチャンス。

【右府】(うふ)
右大臣のこと。かなり偉いがトップではないため、偉くはなりたいが責任はとりたくないという人間にとって、あこがれの職であった。

【迂腐】(うふ)
世間離れしていて役に立たないこと。学校教育全般を指す。

【初】(うぶ)
生まれて間もない、若いなどを示す語。転じて、まだセックスしたことのない者。必ずしも若いとは限らない。

【初い】(うぶい)
初々しい。世の中の現実を知らないか、知らないふりをしている。

【産祝い】(うぶいわい)
出産の祝い。これを迎えると、息子を奪った憎たらしい嫁から、可愛い孫の憎たらしい母親へと進化する。

【産衣】(うぶぎ)
生まれて初めて着る服。または、お宮参りのときに子供に着せる服。小、もしくは、大の被害を被るのは宿命である。

【産毛】(うぶげ)
自分の頭髪は復活すると期待したくなる毛。

【産子】(うぶご)
生まれたばかりの赤ん坊。第三者にとっては猿と区別がつかない。

【産声】(うぶごえ)
赤ん坊が生まれたときに初めてあげる泣き声。転じて、物事の初めての登場。後者の場合はたいてい大したものではない。

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