辞典(うつす~うつつ) | Short+α

Short+α

新作公開
https://amzn.to/446DlZF

【移す】(うつ・す)
物のある場所を変更すること。愛用のボールペンがなぜか上司の机の上にある経緯。

【映す】(うつ・す)
不特定多数の目に触れるようにする。他者が隠しておいてほしいと願うことを、自分の面白さのために晒す。

【写す】(うつ・す)
同じ内容の物を作る。秋葉原の裏露地へ行くと、なぜか安いこの製品が多く売られている。

【虚貝】(うつせがい)
空っぽになった貝。耳に当てると海の音が聞こえる。たまに、変な汁も出てくる。

【空蝉】(うつせみ)
生きている人間。売れなくなってテレビから姿を消したタレントの場合、そうではなくなったという噂が流れ出す。

【鬱然】(うつぜん)
物事が盛んに行われている様子。世間ではそんなことをしているのは自分一人しかいないのに、その当人はそうだと考えている。

【現】(うつつ)
目が覚めている状態。休日においてはだいたい昼の三時から夜の二時ぐらいまで。

【現心】(うつつごころ)
自分の正直な気持ち。本人の耳に届かないと保証されていれば口にできる。

【現責め】(うつつぜめ)
眠らせないという拷問。明け方までは珍走が担当し、日の出以後は日共が担当する。

【現無し】(うつつな・し)
しっかりした判断力のない人。「あなたは優柔不断ですか?」という設問に10分以上考えた末に「いいえ」と答えるような人。

【現の夢】(うつつのゆめ)
この世の現実など一夜の夢のように儚いものだとする喩え。見る夢の内容次第では現実のほうがいいと思うこともある。

【現人】(うつつびと)
この世に生きている人。かつて売れていた芸能人が十年も経つとそうであることを忘れ去られる。

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ