偉大なる皮肉・王手編 | Short+α

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○王手は無茶をすればできる。詰むのは無茶をしてもできない。

○王手を掛けたからと浮足だっているようでは、そこから先には進めない。

○王手に騒ぐのはたいていそれまで見向きもしなかった者である。当事者も、それまで見ていた者も、王手は通過点に過ぎない。

○王手と無縁できた人間に、王手を掛けた者の心理はわからない。

○偶然で王手を掛けることはできない。幸運で掛ることがあっても複数回はありえない。

○何度も王手を掛けられるのは実力者だけである。

○王手が詰んだ後のことを考えているうちは問題無い。しかし、それを口に出したら平静は装えない。

○王手を掛けて喜んでいるうちは三流。詰んだ喜びに浸り続けるのは二流。一流は詰んで喜んだあとで次の王手を考える。

○王手を掛けたからと言って今までのやり方を変えて成功した試しはない。