偉大なる皮肉・テロリスト編 | Short+α

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○やたら正義を主張する。

○主張する内容が一般人には理解できない。

○その内容は、正しいか間違っているかで比較すれば正しい側だろうが、それが実現したら暮らしやすいか暮らしにくいかで言えば、間違いなく後者である。

○自身は悪事をはたらくような人間ではない。

○腐敗しているかと言われればそうではない。

○真面目である。

○清廉潔白である。

○味方に対しては限りなき善人である。

○ゆえに、死後の評価は高いことが多い。

○ただし、人としての優劣で言えば、明らかに劣である。

○自分の信念は正しい、と思いこんでいる。

○自分の信念が理解されないのは、信念が間違っているからではなく、理解しないほうがおかしいから、と確信している。

○自分の信念に逆らうのは滅ぼすべき悪、と信じている。

○相手の信念は断じて認めない。

○認めるとすれば自分の信念と一致したときのみ。

○自分の信念のためには多少の犠牲もやむを得ない。

○場合によっては自分自身が犠牲になることも厭わない。

○自分が行なっていることは犯罪だという意識がない。

○その代わり、良いことをしたという意識はある。

○被害者のことは仕方がないの一言で片付ける。

○仲間一人の敵討ちのために、十人の敵の命を奪うことをためらわない。

○その状況で清廉潔白や真面目さを主張しても、結果は大犯罪者である。