今日は、午後から北九州の黒崎に行く予定があり、
その用事を終えて、夕方5時くらいに黒崎駅から
快速電車
に乗って帰っていました。
私は1両目の一番前のドアからすぐの座席に座り
論文の資料などを読んでいました。
そして、福間だったかなぁ、そのへんで
(列車の走行中に)突然、バタン!と音がしました。
なんとなく目に入ったのは、
ドア付近に立っていた人が倒れていく姿。
そう、一人の若い女性が突然倒れたのです。
倒れた方向に偶然立っていた若い男性も、
周囲にいた乗客もみんな、一瞬目が点
私も、びっくりしたけれど、震えている手が見えたので、
てんかんの発作でもおきたのか?と
とっさに倒れた人のとこに行ってました。
(私は何度かてんかんの発作を起こした人と遭遇してるので。)
てんかんではなかったんですが、
「わかりますか?」って肩をたたいて聞いたら
うなずいたので、意識はあるんだなって思いました。
偶然1両目の一番前の車両だったのが幸いし、
次の駅に着いたときに周りの乗客の方々が、
すぐに運転手さんに「急病人です!」と伝えてくれました。
倒れた女性は、顔色が真っ青というか黒ずんだような感じで、
とても「大丈夫そう」だとは思えませんでした。
女性が倒れた方向にいた若い男性と、もう一人の年配の男性が、
倒れた女性を駅のホームに運んでくれました。
意識があるのと呼吸しているのはわかっていたので、
脈拍をとろうとしたのですが、私が腕時計をしていなくて
しどろもどろしていたら、年配の男性が「脈は48です」と
先に測っていてくれました。
そのうち、脈拍は60とかに戻ってきたけれど、
女性は首もとに汗をたくさんかき、「寒い」と言っていました。
駅員さんが上着をかけてあげて、救急車を待ちました。
その間に、年配の男性は、時刻と起こったことをメモに書いていたのです。
駅員さんが呼んだ救急車が着き、
ホームで女性に付き添っていた私たちも電車に乗り込み、
停まっていた電車が動き出しました。
あの年配の男性は、あの状況で脈もササッとはかれて、
メモもとって、すごい人だなぁ!と私は感心したので、
電車に乗って、付き添った3人でちょっと話したときに
「医療関係者ですか?」と聞いたら、
「厚労省の職員で、高齢者の救急救命などの指導をしています」と
おっしゃっていました。
なるほどね!!
それにしても、医療関係者というか歯科医師である私は、
意識と呼吸の確認しかできなかったという、あまりの情けなさ・・・。
歯科医師失格ですよね。
倒れた女性がその後どうなったかは、わかりません。
さっき、JRの博多車掌区の職員さんから
「今日は急病人を助けていただいてありがとうございました」と
電話があったときに、「大丈夫だったでしょうか?」と聞いたら、
「病院の方からは『個人情報なので』と教えていただけないんです」
と、JRの方も困惑していました。
電車が遅れて、急いでいた人には申し訳なかったけれど、
人命救助が最優先ですものね。
今回は意識も呼吸もあったからよかったのですが、
意識もない状況だったら、私は何もできなかったと思います。
医療従事者でありながら、救急救命ができないようでは、
ただの人なので、救急救命についてちゃんと勉強しておかないと
だめだなぁ。。。とつくづく自分の無力さを痛感した日でした。
周りに助けてくれる人がいたからこそ出来た今日の救助。
世の中、自分ひとりでは何もできないんですよね。
いろんな人に、感謝です。