先日テレビで興味深い実験をおこなっていました。
社会的な制約を除いて観察するために、一日中、環境変化のないうす暗い実験室の中で被験者には40時間くらい眠らないで安静にしていてもらいます。
40時間眠らせないで、体温をずっと記録していきます。
そうすると、朝型の人たちは、早くに体温が低くなって、早くに体温が高くなってゆきます。
朝型の人たちにとっては、社会的制約を取り除いて実験しても、眠る時間帯というは、その人なりの身体の中で決まっているということが分かります。
どうしてそのような体内時計の仕組みがあるのかというと、生き物は先を見越して生きる能力をもっているということです。
人間は頭脳があるので、今は何時で、もうすぐ暗くなるとか見越して生活しています。
しかし、知能のない動物にとっては、そういったことを考える能力はありませんが、朝起きた時点で、どれくらいしたら日が暮れるというのは身体で分かります。
それは毎日繰り返されている変化ですから、それについては、前もって分かる仕組みをもっているのです。
体内時計は一日のプログラムを朝起きたときに大雑把に決めるシステムです。
朝起きて太陽の光を認識したときに、これから12~13時間くらいは行動に適した状態を保ち、14~16時間たつと眠りの準備を開始させます。
このようなことによって、動物の行動の時間帯が決まってくるのです。