あなたは生まれてきたとき
何も持ってはいませんでした。
そしてそのことに
何の不安も不安も抱いてはいませんでした。
なぜだと思いますか?
あなたにはその時
まだ「自分」という存在を
意識してはいなかったからです。
生まれた時にあなたは
「自分」はこういう存在だ
という定義づけ
いわゆるセルフイメージを
持ってはいませんでした。
だから
「足りない自分」
もいなかったのです。
そこにはただ
「今」だけがあり
過去の嫌なことを思い出したり
この先にどうなっちゃうんだろう?
という不安もありませんでした。
そんなあなたが最初に認識したのは
「自分」ではなくて「お母さん」
でした。
おむつが濡れて気持ちが悪かったり
お腹がすいたりして
不快になると
あなたはそれを感じ泣きました。
するとあなたの世界に
「お母さん」(あるいはそれに代わる人)
が現れて
不快→快へと変化するのを
あなたは繰り返し体験しました。
そうしてあなたの世界に
快をもたらす存在としての
「お母さん」が出現しました。
すべての人類に共通の
「お母さん」を無条件で愛し
強烈に依存する性質は
この刷り込みから生まれています。
後になって
「お母さん」が
あなたを傷つける存在になり
あなたがお母さんをどんなに嫌いになっても
この最初の刷り込みは強烈に残っています。
一人ではまだ生きてゆくことが
できない状態で生まれてくる
ヒトや雛鳥などの
宿命と言えるでしょう。
特にヒトの場合には
一人で生きてゆけるようになるまでの
時間が長いので
この依存が非常に強く働きます。
このことに関しては
また別の機会に詳しく述べますね。
しばらくすると
あなたはじっと自分の手を見つめ出します。
その手を動かしてみたり
口に持って行って咥えてみたりして
「自分の体」を認識し始めます。
そうしてあなたは
時間をかけて
あなた自身と
あなたを取り巻く世界と
その世界を構成しているものたちを
認識してゆきます。
でも先に書いたように
この頃のあなたには
「今」しか存在してはおらず
「快」か「不快」かを感じて
それに反応していただけです。
快なものを求め
不快なものから離れようとするのは
生きとし生けるものの基本的な性質です。
この時に
「快」を感じて過ごすことが多ければ
あなたは自分自身とをあなたを取り巻く世界を
(この時にはこれらはまだ明確に分断されてはいなかったのです)
あなたは「快い」
とポジティブに定義づけるようになるでしょう。
余談ですが、この定義づけは
実はお腹の中から始まっていて
わたしのセッションでは
中々拭えない根拠のない不安を抱えたクライアントさんに
体内記憶の退行セッションとそのリフレーミング(記憶の置き換え)
を行うことがあります。
近いうちにこのセッションを
動画にして
みなさまご自身で
体験していただけるようにしたいと思います。
この赤ちゃんの時に
不快を感じることが多かった場合には緊張が続き
自分を取り巻く世界には「不快」が存在しており
人生は厳しいものだ
と感覚的に思うようになります。
※自覚はまだありません。
続く
