最初の教えは

最後の教え(答え)と同じになります。

ひとことでいうと

 

あなたは誰なのか?

 

という問いへの理解が到達点です。

 

自分が本当はどのような存在なのか

あなたはまだ正確にはわかっていません。

 

あなたは

誰かから言われたり

体験からきっとこうに違いないと思い込んだり

様々なことに思考を巡らせたりして

 

自分はこういう存在だ

 

と思い込んでいます。

 

それは本当のあなたではなく

むしろ

そのようなものを一つ一つ取り除いていって

すべてなくなったときに立ち現れてくるもの

 

それが本当のあなたです。

 

本当のあなたとして存在するとき

あなたには不安も怒りも悲しみもありません。

 

それだけではなく
驚きも歓喜もありません。

 

それらの感情は

この地球に生まれてから知った

単なる体験にすぎません。

 

本当のあなたとしてあるとき

あなたには静かな至福の感覚があります。

 

時間は消え去り

思い込みによる幻影も消え去ります。

 

無限の愛、もしくは光こそ

唯一の真実であり

 

すべてが愛でできていて

愛で繋がっていること

 

あなたが限りなく愛されていて

この世界のすべてもまたそうで
 

自分がその完璧な世界の一部であり

 

したがって

なにものかになる必要のない

完璧な存在であり

 

ずっとそうだったし

これからもずっとそうであることを

疑いようもなく知っているあなたとなります。

 

それが悟りの状態です。

 

悟りとは

どこか遠くにあるものではなく

あなたの中にずっとあったものです。

 

それは

 

押入れの奥にしまい込まれて

たくさんの荷物に覆われて

忘れ去られていた宝物のようなもの

 

常にあなたの中で流れていたけれど

他の大きな音にかき消されて

聞こえなかった通奏低音のようなものかもしれません。

 

そこに到達するのに

厳しい修行や禁欲は必要ありません。

 

なぜならあなたは

それをすでに知っているからです。

 

一度行ったことのある所に行くのは

そんなに難しいことではないとは思いませんか?

 

そうしていつしか

その状態があたりまえの状態になった時

あなたはそこに到達したのです。

 

わたくしがあなたを

そこまでお連れしたいと思います。