昨日は私も末席に加えて頂いている、「新エネルギーを考える宝塚の会」から講師を迎えての勉強会に参加してきました。
テーマは、市の給食問題への取り組み方でしたが、講師のIさんは非常に見識が広く深く、給食だけではなく、これからこの国で生きていく為に必要な視点を考える、素晴らしい機会を与えて頂きました。
忘れないうちに、メモがわりにこちらに書かせて頂きます。

原発事故について

まず、日本人一人一人が、今回の原発事故の責任が自分にあるという自覚を持つこと。

東北は昔の幕藩体制が、今も息づく地。
東北の人にとって、農地は領地でもあるので、簡単に捨てられる物ではない。そこを理解しなくては、復興支援は上手くいかない。

宮城や福島の一部の道の駅では細かく放射能測定を行っている。

二本松をはじめ、福島産であってもクールスポットは点在しており、そこの生産物は放射能不検出の物が多い。

徹底的に測って数値を公表する事で、消費者が選ぶ基準を持てる。風評被害を防ぐ事ができる。

また、キチンと測れば、その放射能が核実験、チェルノブイリ、東電事故どれが由来か解る、

チェルノブイリで長年救援活動を続ける医師、振津かつみさんの話し

彼女は東電の事故後、月に2~3回福島に行き、具に現実を見てきた。
これからは移住か帰郷する事になるだろう。
帰る人を責めない。いつでも保養に来られる体制を作る必要がある。

保養をする側は、自己満足で行わないこと。

最後に、放射能を甘く見ても良いことは一つも無いけれど、事故後、あまりに恐怖を煽る人ばかりが注目を浴びたのも問題。

チェルノブイリの福島より汚染のキツイ場所で、徹底的に自衛し、元気に生きて子どもを産み、その子もまた元気な子どもを産んでいる人達も沢山いることも事実。

放射能の被害を過小評価するわけでは無い。
放射能の被害が明らかになるのは何十年も先の疫学調査。加えて東電のケースは、チェルノブイリとも性質が違う。自分の健康維持を他人任せにせず、細心の注意を払って健康を維持していく努力がまだまだ日本人は足りない。

とてもとても身につまされるお話しでした。
私の文章力ではここに書ききれませんが、親身にお話し下さったiさんに心から感謝します。
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