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こんにちは。
神戸市北区にあるピアノ教室【tree音楽教室】です𓂃 𓈒𓏸◌𓇬
受験、卒業シーズンですね。
推薦入試で昨年末にすでに合格通知をもらっている方。
一般入試で今からまさに受験を迎える方。
卒業して4月から新しい生活を始める方。
色々な方がいらっしゃると思います。
今日はそんな皆さんへ「がんばれ!」の気持ちを込めて書きたいと思います。
ピアノとはあまり関係のない内容ですが…
よろしければお付き合いください♡
私自身は音楽高校ではなく普通科の高校を卒業し、音楽大学を受験しました。
高校受験の際、音楽高校へいくのか、はたまた普通科の高校へ行くのか、とても悩んだ記憶があります。
結局、後者を選んだ理由は単純でした。
(悩む割には決める時はあっさりなんです笑)
「家でのピアノの練習時間をより多く確保するため!」
家から片道1時間半かかる音楽高校へ通うより、家から30分以内に通える普通科の高校へ行く方が練習時間がより多くとれるはず!
片道1時間30分-30分=1時間
往復にすると1日、合計2時間。
1週間にすれば14時間!
1ヶ月にすれば60時間!!
じゃあ、普通科にしよう♩近いしね♩
なんとも幼くて単純な思考回路ですよね。
実際には、高校に1ヶ月で30日間通うわけでもないのに、単純すぎます笑
中学の授業中に、授業も聞かずにノートの隅にこんな単純な計算をしていたことを、今でもよく覚えています。
(色々ツッコミどころがあると思いますが、時効ということでご容赦ください)
そして3年間普通科の高校に通い、音大を受験しました。
普通科の高校を受験したのは、音大を受験するための練習時間を確保するため。
今思うと、私の人生の設計図は中学3年生の時に決まっていたんですね。
普通科の高校を通っている当時。
当然ながらクラスの友達はみんなそれぞれ将来の目標は違いました。
もしかすると目標がまだ見つけられていない子の方が多かったかもしれません。
その頃、ある友達にこう言われました。
「将来の目標や夢があっていいね」
「夢はあってもどうしたらいいか私はわからない…」
その言葉は当時の私にはとても印象的で、少しショックでした。
『今の自分』も忘れずにいてくださいね
幼い頃から『目標や夢』があるのは私にとっては当たり前のことでした。
でも実は『目標や夢』は、ゆっくりと時間をかけて見つけていくものなのだと、クラスメートと高校生活を過ごしていく中で気付いたのでした。
「次はあの曲が弾きたい!」
「来年はこのコンクールに出たい!」
「この先生に習いたい!」
「音大を受験したい!」
全て、私の意思です。
意思といえば聞こえがいいですが、幼い子供の思いつきのような話です。
スーパーで好きなおやつを選んでいるような感覚に近いものでした。
(私の意思を尊重してくれて、大学まで通わせてくれた両親には感謝しています)
そして、大人とよばれるようになって、もう随分とたったある日、一冊の本が私のもとにやってきました
その本の著者は見覚えのない、カタカナで書かれた名前。
その隣に『訳者』というワードと共に差出人の名前が書かれていました。
差出人は、
「将来の目標や夢があっていいね」
高校時代、私にそう言った友人からでした
彼女は洋楽や洋画がとても好きな子でした。
彼女のご実家に泊まって、夜更かししながら洋画を見たことも、オススメの洋楽が入ったMD(時代感じる笑)を貸し借りしたことも今でも覚えています。
その当時彼女は自分の夢をこう語っていました。
「英語の翻訳をする仕事がしたい」
高校卒業後、彼女の人生の全てを私は知りません。
結婚、出産、コロナ禍、この数十年の間に色々なことがあり、以前のように連絡を取り合っていない時間もありました。
けれどその一冊の本が、彼女と私がもう一度つながるきっかけをくれたのです。
本の裏表紙には、彼女の名前の下に『英語翻訳者』という文字があります。
『映画や音楽などの翻訳に携わる』とも書いてありました。
そして、私が知らない彼女の人生を教えてくれるかのように、輝かしい彼女の略歴が並んでいました。
あの時の夢をかなえたんだ…
そう思いました。
その後も、彼女は新刊が出ると、私のもとへ届けてくれます。
どれも彼女が英文を翻訳した本ばかり。
内容の素晴らしさもさることながら、翻訳の仕事を続けていることが私にとっては一番の嬉しい報告です。
「夢はあってもどうしたらいいかわからない…」
と悩んでいたひとりの女の子は、長い年月をかけて、自分で自分の夢をかなえたんですね。
人生の中で彼女と私が一緒に過ごし、歩いてきた道は高校時代のたった3年間だけ
今まで生きてきた年月を振り返ってみても、ほんの少しの時間です。
孤独を抱えたり、悩んでいた時期を通り抜けて、また彼女と私の人生が交差する時がやってきたのかもしれません。
一冊の本が届けてくれたのは、『今』を一緒に喜べる嬉しさと、10代の懐かしい記憶でした
夜更かしして、一緒に洋画を見ていた頃、
英語翻訳者になるとも、ピアノ講師になるとも思ってなかったよね。
途方もない不安と、がむしゃらな熱意だけがあった10代。
「努力は報われないこともある」
というけれど、
「あきらめなければかなう夢もある」
と私は思っています
୨୧受験生の方、これから春に向けて新しい生活を迎えるみなさんへ
いま見える景色が全てではありません。
歩き続けた先で、振り返ったこれまでの道は、必ず自分の力となり背中を押してくれる追い風となると思います。
そしてまだ『目標や夢』がない人も。
大人になってからでもかなえられる夢はたくさんあります。
私にはかっこいい事や偉そうな事は言えませんが、
「歩みを止めなければ、必ず見える景色は良い方向へかわっていく」
これだけは信じています。
そして、最後に。
もしこの長文を最後までお付き合いいただけた方がいらっしゃったら…
いつも本当にありがとうございます♡
読んで下さる方がいらっしゃるから、私はブログを続けることができます。
ブログを書き続けることも、私にとっては『歩むこと』と同じです。
音楽を通して素敵な出会いがある事を願っています⚘⠜
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