・東京競馬場、土曜の馬場はや稍重で始まり良馬場に変更。日曜は曇りから始まり、昼過ぎから雨が降る予報。最も崩れた予報の場合は重馬場まで悪化もあるが、良に近い稍重くらいが妥当か。レース直近までしっかり馬場状態を見るべき。
・レースは日本ダービーと同じCコースで実施するが、土曜のレースでは内側の馬場が傷んできたせいか、内側にコース取りして回ってくる馬は少なかった印象。
・JRA発表の「芝のクッション値」は土曜朝時点で標準の9.3。金曜の8.8から比べると柔らかい傾向に進んだ。やはり日曜にどの程度降雨があるのかが大きな判断材料になりそう。ちなみに土曜は2勝クラスの10R・由比ヶ浜特別(芝1400m)で51キロの3歳馬アビッグチアが逃げ切り勝ち。勝ち時計1分20秒1は、コースレコードの1分19秒4と0秒7差。馬場が乾けば「高速馬場」の状態なのは間違いない。
・ペースは平均〜平均より速めと予想。今回逃げ馬は少ないが先行馬は揃っているので、ペースは緩まず厳しいラップを刻む可能性が高そう。
・レースの想定勝利タイムは、馬場が良なら1分32秒3〜1分31秒0、稍重なら1分32秒5前後、重なら1分34秒0〜1分33秒0くらいか。
・稍重までの悪化で済めばグランアレグリアの優位は揺るがなそうだが、レース間隔が短いのと1シーズンに3走した経験がない事は不安材料。
・ステップレースとして評価できるのは京王杯SCとNHKマイルC。シュネルマイスターは良の方が良さそうだが、血統上は稍重まではこなせそう。鞍上が捲土重来を期す横山武史騎手なのも、今回似関してはプラスに働く可能性が。ただ一頭斤量54kgなのもプラス材料。ラウダシオンは良なら強調出来るが、調子が良さそうなので先行出来れば稍重までなら我慢するか。
以下、臨戦過程に余裕があり調整順調で鞍上好調なインディチャンプ、稍重までなら我慢がきくサリオス、中間調整で折り合いに新境地を見せているダノンキングリー、府中コース得意なケイデンスコール、大舞台に強い池添騎手鞍上のダノンプレミアムまで。
重は調子優先で。正直、馬場の悪化具合次第で変わってくると思う。カラテも魅力。
【良】
◎グランアレグリア
○ラウダシオン
▲インディチャンプ
△サリオス
△ダノンキングリー
△ダノンプレミアム
△ケイデンスコール
★シュネルマイスター
【稍重】
◎グランアレグリア
○サリオス
▲インディチャンプ
△ラウダシオン
△ダノンプレミアム
△カラテ
★シュネルマイスター
【重】
◎シュネルマイスター
○サリオス
▲インディチャンプ
△カラテ
△ダノンプレミアム
△ラウダシオン
★グランアレグリア