イギリス滞在三日目にして最終日。


フライトは午後6時半なので、少しだけのんびりする時間があることだし・・・朝食後ホテル界隈(Mayfair)をお散歩。さすがMayfair、路上駐車されてる車もそうそうたる顔ぶれ。アストン・マーティンだけでもお散歩中に5台くらい見ました。


ちょっとした中庭にある教会も覗いてみましたが、日曜日でミサが始まるところであまりゆっくりとはできませんでした。ただ、やはり古い教会というのはそれだけで趣があっていいなぁ。オーストラリアでは教会と言ってもイギリスに比べるとモダンだし、歴史も感じられないので入って見る気にもならず・・・


その後ホテルに戻りチェックアウト。荷物を預かってもらい、歩いてOxford Circusまで。私の大学院はこの界隈だったので、一応土地勘はあるつもり。近くのカフェでお茶をした後、一路大英博物館へ。私も夫も何度も行ったことはあったし、時間も限られているのでポイントポイントだけを見る感じでしたが、やっぱりいいですね。そういえば、ロゼッタストーンの展示場所が変わっていたなぁ。


大英博物館からソーホーへ移動して、少し遅めのランチ。ラーメンが食べたくて、日本食レストランに行きました。お味は・・・不味くはなかったけど、もう少ししっかり味が付いている方が良かったかな。


ランチ後はホテルで荷物をピックアップしてヒースロー空港へ。少し前に来たばかりと言う感じで、また長時間のフライトが待っているのかと思うと気が重かったです。ま、仕方ないんだけど・・・


パースへは現地自国の午前1時20分に到着。風が強くて着陸をし直すことになり、到着時刻が少し遅れました。因みに私も夫もこの日から出社なのに家についてベッドに入ったのは午前3時。さすがに起きるのはかなり辛かった!!


今回のイギリス滞在で気づいたこと。ずばり!!日本食レストランの充実ぶり!!私が最初にイギリス留学に来た90年代始めは、手頃な値段で楽しめる日本食レストランはロンドンでも数えるほど。日本食レストランというと、高級な鉄板焼きレストランか懐石料理しかありませんでした。2度目の大学院留学時代(2002~2003年)には、リーズナブルな日本食レストランも以前よりは増えていたもののそれでも今ほどは充実していなかった印象があります。


おそらく今年中にイギリスに引っ越すことになる私には嬉しいことには違いありません。イギリスに引越しをしたら日本から日本食の取り寄せも制限ないし、そういうことを考えるほど早くイギリスに行きたい!と思ってしまう。


オーストラリアは特殊な自然環境という事情もあり、持ち込み出来るものがかなり限られているので、日本に一時帰国した時も、最初から諦めて食べ物等はあまり持ち帰らないようにしています。一番持ち帰りたいけど持ち帰れないもの・・・うちの母親が作った梅干!大好きなのに手作りのものはダメなんですよね・・・



二日目。再びの雨模様。



朝、夫は銀行へ行く用事があり、義姉は葬儀の参列者の一人を隣町まで車で送って行くことになり、義兄は実家から徒歩圏内にある祖母の家の査定に立会いに行き、私と義父で甥っ子の面倒を見ることに。エネルギー全開の男の子に義父もちょっとクタクタ。でも、おもちゃのミニカーたちで遊び出すと一人でも全然平気のよう。私はそんな甥っ子とミニカーで一緒に遊んでました。ためらいがちに私の名前を呼ぶのが、ものすごくかわいい。一緒に歩く時手を繋ぎたがるのも超かわいい!!因みに私と夫は甥っ子に会うのは今回が始めて。ヒースローで会った時はちょっと恥ずかしがったけれど、慣れてしまえば大丈夫でした。義姉は私達の名前を練習させたようで、ちゃんと私達のことが分かってました。子供ってすごいね!



お昼前に夫の実家を後にしてロンドンへ。今回は超短期のイギリス滞在なので、ロンドン行きは期待していなかったのですが、夫もロンドン在住の友人に会いたかったようで結局ロンドンに一泊することになりました。ホテルはMaryleboneのアパートメントホテルを予約したので、ロンドンは東側からテムズ川沿いを車で通り、Marble Arch方面へ。途中、まだ建設途中らいい今年開催のオリンピック関連の施設や、タワー?なども見えました。もちろんWestminster Palace(国会議事堂)も。やっぱりロンドンはいいなぁと思いながら、景色を楽しみました。ロンドンに入る頃には雨も上がり、青空が垣間見れるほどに天気も回復。


私は20022003年に大学院留学時の約1年半ロンドンに住んでいたので懐かしく思い出しながら、「ここは変わってない。あそこは変わった。」とチェックしたりしました。大学院卒業後も彼(現夫)に会いにイギリスへは来ていたけれど、最後に来たのは20075月。気が付けば約4年半振りのイギリス&ロンドンというわけです。


ホテルに付いてしばらくしてから夫の友人と待ち合わせて、パブへ。彼は夫の高校時代からの友人で、東京での私達の挙式・披露宴にも参列してくれ、友人代表のスピーチをしてくれた人です。彼に会ったのも約3年ぶり。Facebookで繋がっているので、お互いの近況はある程度知ってはいるものの、やっぱり直に会うのとは違いますよね。夜には友人の彼女も加わってインド料理のレストランへ。インド料理は私と夫のリクエスト。やっぱりインド料理はオーストラリアよりイギリスの方が美味しいレストランが多いと思います。それだけインドとの関わりも深く、インド人人口が多いのでCompetitiveだからだと思うのですが。パースはインド料理レストラン自体数が少なく、美味しいと思うレストランもあるにはあるけれど、値段はイギリスのインド料理レストランに慣れているとかなり高く感じます。かなりのボリュームの料理でしたが、友人と友人の彼女はスターターから全部平らげてすごい!私達夫婦は食べるの大好きだし、良く食べる方だと思うけどこの2人には負けました。でも2人とも基本的にベジタリアンでスリムなんですよね。



食後に少し歩いて、Oxford Circus辺りでハグしてお別れ。と言っても次回は会うまでに3年はかからないだろうというのは分かっているので、あくまでも明るく。


夫と私はOxford Circusから腹ごなしのために徒歩でホテルまで帰りました。古い町並みというのはそれだけで雰囲気があるなぁと改めて感じました。

夫の祖母の葬儀に参列するため35日の強行スケジュールでイギリスに行ってきました。


強行スケジュールじゃないといけなかった理由・・・それは夫の仕事の関係です。夫は研究者なのですがなにせ研究対象が植物なもので、長期間(しかも真夏のパースで)検体をほうっておけないからです。検体が死んでしまったら、今までの苦労と時間が水の泡。なので、イギリス行き自体も最初は躊躇していた部分もあります。義父も自分自身が研究者なので状況を理解して、無理をしなくてもいいとは言ってくれていたのですが、やはり短期間でも行くことに。



というわけで先々週の半ばにパースを発ち、シンガポール経由でロンドンへ。ヒースローでは義姉がサプライズで2歳半の甥と共に出迎えてくれました。3年前の私達の東京での挙式・披露宴以来なので、本当に久しぶりで、甥とは始めて顔を合わせたわけです。義姉はロンドン郊外に住んでいるのですが、義兄の仕事が終わってから車で実家へ行くとのことで、私達は予約していたレンタカーでケンブリッジ郊外の夫の実家へ行きました。到着したのは現地時間夜8時頃。義父が義姉家族や私達が来るというので、ステーキパイやチキンカレー等たくさん作ってくれていたのですが、私も夫も疲れてあまり食欲がなく、パイを少しだけいただいて9時頃には就寝。



次の日の午前中、義父、夫、義姉は祖母の相続関係の書類のサインをするために銀行へ。私は疲れていたので、夫の実家でのんびりさせてもらいました。外はあいにくの雨。でも、乾燥していて暑いパースから来たせいか、心に水が浸み込むような感じ。毎日暗くて雨ばかりだったら、超暑くて乾燥しているけど青空いっぱいのパースが恋しくなるのかなぁ・・・とぼんやり考えたり。ないものねだりだからね、人は。



午後の葬儀は夫の実家から車で30分ほどの小さな村で。葬儀自体は30分程度でしたが、午後から急に冷え込み、冷たい雨の中の葬儀となりました。その後、実家近くのホテルで参列者が集ってアフタヌーンティー。2歳半の甥がホテル中を走り回っていました。地元ではとても古く由緒あるホテルで、本物の暖炉がとても暖かく、外の冷たい雨を忘れてしまうほどでした。夫の祖母の生前、このホテルで彼女がお友達とティーをするので来ない?と誘われご一緒したことを思い出しました。



私と夫ともアフタヌーンティーでお腹がいっぱいで夕食はスキップ。夫が地元の友人(私の元ハウスメイト)と会う約束をしていたので、一緒に友人の元へ。友人は相変わらずで、それこそ90年代に私が始めてケンブリッジに留学していた頃のことや、夫のこと、彼のこと、ワインを飲みながらいろんな話をしました。恐ろしいことに私達が初めて出会ってから18年経ってるなんて、自分でもびっくり!!良くも悪くも変わってない気がするのよね、私達。



結局真夜中近くまで盛り上がりました。