今日炊き出しをおこなった石巻市記事を読むと未だ2700人以上が行方不明と・・・
偶然炊き出しにて訪れた石巻市、被害の大きさをあらためて感じました。
下記はNHKニュースの転記です
東日本大震災で行方が分からなくなっている人たちを捜すため、1日から行われていた自衛隊などによる大規模な捜索活動は、3日の日没をもって終了しました。防衛省などによりますと、3日午後4時までに77人が遺体で見つかりましたが、依然として1万5000人以上の行方が分からないままとなっていて、捜索活動は今後、より難しくなることが予想されています。
今回の震災で行方が分からなくなっている人の多くは、津波の引き波によって海に流された可能性が あるとされています。このため、自衛隊とアメリカ軍は、3日までの3日間、隊員およそ2万5000人と艦艇60隻、航空機120機を出し、海上保安庁や警察などとともに岩手県から福島県にかけての沿岸部を中心に大規模な捜索を行いました。このうち海上自衛隊は、海岸沿いの海や港を担当し、潜水士を出して捜索を行いました。2700人以上が行方不明になっている宮城県石巻市で2日に行われた捜索では、潜水士およそ30人が、沖合に停泊した掃海艇から小型ボートに乗り込み、壊れた住宅の柱や漁具など海面を埋める漂流物を慎重によけながら海岸近くまで進みました。 潜水士たちは6人から7人のチームに分かれて海に入り、それぞれ半径30メートルほどの捜索範囲を決めて、円を描くように泳ぎながら不明者を捜しました。しかし、海中は泥によって視界が30センチほどしかないうえ、漁具なども散乱しており、1回につき10分ほど潜水するのが限界で、この日は不明者を見つけることができませんでした。津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町の志津川港で、3日に行われた捜索も難航しました。ここでも海中の視界はほとんどなく、潜水士たちは音波で海底の状況を探ることができるソナーと呼ばれる機器を持って捜索を行いましたが、不明者の発見には至りませんでした。
3日に捜索を行った、海上自衛隊の粒崎健2等海曹は「海中は視界がほとんどなく、ロープなどが散乱して危険な状況であることに加え、捜索範囲も広いため、活動は難航しています」と話していました。防衛省と海上保安庁によりますと、今回の大規模捜索で3日午後4時までに77人の遺体を見つけましたが、依然として1万5000人以上の行方が分からないままになっています。