憐憫。わたしのことを、憐れだとお思いになるでしょうか。わたしは、薄暗い部屋に、ひとりなのです。わたしは、ひとりですが、ふたりなのです。片割れは、見えないけれど。ですから、憐れまないで下さい。ふたり分で、進みます。ふたりなら、進める、生きて行ける。半分ずつで、ゆっくりと。なら。ごめんね、今世、わたしのご先祖様。ひとりぼっちになったわたしを、どうか憐れまないで下さい。