制作の際には文字と向き合い
漢字のルーツを探ります
元々は絵文字であり、それが長い年月を
かけて変化し今の形になっているので
同じ漢字でも時代によって変わる
ところに歴史を感じます
書家の必衰アイテム
「新書源」
これがあればどんな漢字のルーツも
分かる優れもの 笑
毎回、漢字が持つ意味や成り立ちを
調べながらより知識を得ています
先日、発見したのは
「霽(せい)」
という文字
普段は中々、使いませんよね、、、
これは「晴(せい)」と同じ意味で
使われています
中国の長い歴史の中で「晴れ」を
表す言葉の代わりに雨がやんだ事を
「霽」と言っていたそうです
晴れている状況を表さず
雨がやんだ状況を表していた
後に晴れている状況を太陽(日)と
青空(青)を合わせた
「晴」で表現するようになりました
雨が上がり晴天になる「霽」の文字は
希望を感じるので私は好きです
「霽月」とは
雨が晴れた後に月が見え曇りが無く
さっぱりと澄み切った空を表します
情緒を感じとても美しいと
想う言葉の一つ
漢字は一文字が何と深いことか
禅語についても後日
書いてみたいと思います