【漢字のルーツ】 |    書家 片山諭志 オフィシャルブログ

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      日常の思いや作品を載せています

制作の際には文字と向き合い
漢字のルーツを探ります



元々は絵文字であり、それが長い年月を
かけて変化し今の形になっているので



同じ漢字でも時代によって変わる
ところに歴史を感じます



書家の必衰アイテム



「新書源」



 


これがあればどんな漢字のルーツも
分かる優れもの 笑





毎回、漢字が持つ意味や成り立ちを
調べながらより知識を得ています



先日、発見したのは



「霽(せい)」



という文字


普段は中々、使いませんよね、、、



これは「晴(せい)」と同じ意味で
使われています



中国の長い歴史の中で「晴れ」を
表す言葉の代わりに雨がやんだ事を



「霽」と言っていたそうです




晴れている状況を表さず
雨がやんだ状況を表していた


 
後に晴れている状況を太陽(日)と

青空(青)を合わせた



「晴」で表現するようになりました



雨が上がり晴天になる「霽」の文字は

希望を感じるので私は好きです



「霽月」とは



雨が晴れた後に月が見え曇りが無く

さっぱりと澄み切った空を表します




情緒を感じとても美しいと
想う言葉の一つ



漢字は一文字が何と深いことか




禅語についても後日
書いてみたいと思います