今の活動を始めた1年目に五箇山の天然和紙「悠久紙」を知りました。
その生産者である宮本さんに会って話を聞かせてもらい深く感銘を受け、それ以来ずっと作品用の紙の一つとして使わせてもらってます。
「悠久紙」の特徴は五箇山で自家栽培された楮を使用し、化学薬品等の混ぜものを一切しない天然の和紙。
1,000年もつと言われ、始めは薄茶色ですが時がたつほど白くなります。
現在はほとんどが県外に出荷され、重要文化財等の修復材料に使用されているそうです。
今週末、その「悠久紙」の今後の担い手を育成するセミナー&ワークショップが開催されます。自分も和紙の使い手として少しだけ話をさせて頂きます。
より早く、より安く、より多くモノを消費する時代の中、自分もコピー用紙は当たり前に使っていますが、和紙というモノづくりの奥にある「継承」されてきた精神に自分自身が改めて触れ、学べるような1日にしたいなと思います。
伝統や工芸と聞くとどうしても高級品と思ってしまいますが、元々は質素な暮らしの中で生まれ使われていたもの。
色眼鏡を外し、職人さんとふれるだけで発見が色々あると思います。当日は是非、宮本さんに会い悠久紙に触れて欲しいです!
興味ある方は、この機会に是非お越し頂ければ幸いです。
「五箇山 和紙の担い手育成セミナー&ワークショップ」
第2回テーマ -和紙の価値-
【開催日時】
2017年11月25日(土)13:30-17:00(開場13:00)
【開催場所】
たいらマウンテンスクール
〒939-1905 富山県南砺市東中江 790
【参加費】無料
【持ち物】ワークショップに参加される方は畑作業できる手袋をご持参ください。また当日は上着等防寒対策をされることをおすすめします。
・主 催:「五箇山 元気な里山」協議会
・後 援:南砺市(予定)
<当日スケジュール>
11月25日(土)
・13:00 受付開始
・13:30 全体説明
・13:40 ゲストプレゼンターよるセミナー(株式会社能作 代表取締役社長 能作克治 氏、書家/アーティスト Satoshi 氏)
・14:40 休憩
・14:50 パネルディスカッション
・15:35 休憩・ワークショップ会場に移動
・15:45 和紙に関するワークショップ(悠久紙の職人による「楮蒸し」と「楮はぎ」の手ほどき)
・16:55 質疑応答
・17:00 終了