表札書きはやり直しができない一発勝負。
スポーツに例えるなら体操競技、フィギュアスケートの演技と似ていると思っている。
一画一画、すべてが違う線に対して筆をどう動かすか。
下書きでアレンジを繰り返し、型が決まったら何度も書き込んで体に染み込ませる。
10回中、10回イメージ通りに書けるまで繰り返す。
そしたらもう一人の自分がGOサインを出す時がくる。
ここからいよいよ本番。
しかし、ここで上手く書こうという力みを感じたらまた反復練習に戻る。
その感情が出るという事は、まだまだ書き込みが足りないのだ。
本番(清書)に向かう時、上手く書こう・失敗しないように書こうという心境は無く、自分の力を出すだけというシンプルな境地にいる事。
まさに、ここ一番の勝負に向かうスポーツと同じだ。