この2日間、富山テレビ様から密着取材をして頂きました。
その中で、活動当初から使わせてもらっている南砺市五箇山「悠久紙」の宮本さんと杉フレーム額をずーっと製作してもらっている南砺市福光の家具工房「インディゴファニチュアー」工藤さんも共に取材してきました!
【悠久紙】の巻 -南砺市五箇山平-
宮本さんは、昔からの製法である五箇山の畑で栽培した楮(こうぞ)のみを原料にして和紙を漉かれていてその耐久性は約1,000年と言われています。
化学薬品を一切混ぜず、自然素材100%の和紙なので始めは少し茶色く、時間が経つにつれて白く変色します。
幸いにも昨日は快晴!
雪の上に楮を並べ、日光で色素を抜く伝統の「雪晒し」も見る事が出来ました。
悠久紙は、国の重要文化財の修繕に使われ京都の「桂離宮」「名古屋城」などにも使われています。
ただし、文化財の長期保存が目的のため壁やふすまの下地に使われる事がほとんどで残念ながら表からは見えないとの事。
日本の文化である障子やふすまなど世界の中でも建物の中に「紙」を使う文化はあまりないようです。(寒さや暑さが厳しい国では紙は使えない)
四季があり自然と調和して生きる事ができる日本の風土こそが和紙を育んできたのかなと思います。
大量生産、大量消費の時代の中、1年の半分以上が楮畑の草刈り、真冬は冷水に素手を入れて漉かれる悠久紙。
この和紙の技術を見学・体験できる機会が来月ありますので興味がある方にはぜひオススメします。(詳細チラシは添付画像)