ジャズピアノLIVEへ |    書家 片山諭志 オフィシャルブログ

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東京を拠点に今、全国ソロライブツアー中のジャズピアニスト「秋田慎治」さんのライブへ。


昨年の夏に初めて聞き今回が2回目。


今日は、秋田さんの斜め後ろだったので弾いてる指先がよく見えた。


こんな機会は滅多に無いと思い視線は指先にくぎ付け。


楽譜は無いけど体の中から曲が自然に出てくる感じで、目を閉じると目の前で本当に人が弾いているとはとても思えない。


どこかから聞こえてくるというか何ていうか・・・


とても「自然」に流れてる感じ。


速く遅く、強く弱くリズムも様々で単調じゃないのに心が落ち着くのが不思議。


今日は演奏の合間にMCもあり、秋田さんの人柄や想いなどを色々聞くことができた。話し方やその中に出てくる言葉などから、その音楽活動や人としてもとても素晴らしさを感じる。


また、演奏中に後ろで見ていて気づいた事がたくさんある。


例えば・・・鍵盤は何十とあるけどすべてが違う音。これはまるで人と同じ。奏者の目の前の鍵盤はよく弾かれるけど両端の方の鍵盤はほとんど弾かれない。でもその鍵盤にも意味があって、ここぞという時に必要になる。


あと、ピアノからただ音を出す事は猫でも子供でも自分でもできるけど、「曲」を弾きその曲にどんなアレンジを付けて表現するか。秋田さんは演奏中一言もしゃべらないけど、その奏でる音色こそが秋田さんだと感じた。


直接本人に聞いてみたい事もたくさんある。いつかがっつり交流できたらいいな。