本日は倫也さんが主演された昔の作品、映画『SPINNING KITE』のご紹介。

【作品紹介】
1990年代後半、世間は空前のバンドブーム。
木更津を舞台に繰り広げられる4人のバンドマンたちの青春群像劇。
バンドといってもパンクバンドなので。

歌というか、シャウトw
服というか、剣山w

て感じねw

あとは金髪とモヒカンとスキニーパンツ。
で、たばこ。
そんな退廃的な世界観へようこそwww
夢見る高校生たちの青春を垣間見て「うはーーー!」てなる映画です(作品紹介とはw)

バンドメンバーはこちら。

Vo.ジュン(中村倫也)
Gt.ブンジ(内野謙太)
Ba.キド(伊藤友樹)
Dr.マキ(醍醐直弘)

いやーーー、青春最高だねぇ!!笑

きゅんきゅんするよ。
少年よ、大志を抱け!と背中を押してあげたくなったわww

結構賛否あり、確かにすべてのシーンやプロットが、映画を見る前から想像できた範疇を超えていかない、という指摘も、まあね、という感じだし、台詞を言う前に「ああ、この人、今からこう言うな」というのがピタリと当てられたり、みたいな王道感はあって、

想像を裏切られたい!

と思って観てる人にとっては想定の範囲を超えていかないことが物足りないのかもなぁとも思ったのですが。

でも、わたしは何だか逆にそれが新鮮だったかなーなんて思ったのですよねぇ。

わたしもバンドやってたので、まるでバンドの友達の本物のドキュメンタリー観てるみたいな、ひとつひとつがリアルだなぁって感じがして。

奇を衒ったフィクション!て感じじゃないからリアルというか。そうそう、こうなるんだよ大体ね、、という。

呼吸をするように煙草を吸うメンバーたちとか、寂れたスタジオの雰囲気とか、行きつけのラーメン屋さんの規模感とか、各自のお家事情とか、駅前のよくわからない怒鳴るおじさんとか、子供できちゃうよねーとか、クスリやっちゃうよねーとかさ。

あー、あるよねーーーw
つか、あったわ!
わかるわーーーwww
て感じ。

そして。

「俺たちには暇しかない!」

ドヤ顔でいう君たちに愛しさしかないww

あのバンド、ライブハウスであそこまで集客できるなら結構いい線行ってたんじゃないかなぁ、とも思うけど。
ライブではLAUGHIN' NOSE(ラフィンノーズ)の『GET THE GLORY』ばっかやってるのがかわいいしwww

東京と木更津って近くて遠いよね。
わたしも地方出身なので(木更津なんか目じゃないド田舎w)夢を追いかけて東京に来たとき、東京生まれの人はずるい!!と本気で思ったな。ただそこに生まれたってだけで転がってるチャンスがたくさんあって、地方の人間はこの場所に立つだけでものすごい労力を必要とされるのに!とか思ってた。
(東京行く気はない、と本作の主人公たちは言ってたけど)
努力が必ず報われるわけでもない世界。

特に物語中に出てくるような地方のバンドなんて、ほんとに難しいと思う。1人抜けたらメンバー探すか、となるけど、2人抜けたら実質解散。
みんなそれぞれの事情があって、歳を取るごとにいろんなしがらみもでてきて。

音楽好き!だけじゃ続けられないというか、
すごく難しい選択を何度も迫られるというか。
音楽選ぶために捨てなきゃいけないもの、たくさんあるし。

そういうなんか切なさの鮮度がよかったなー。

今の倫也さんならきっともっと上手にお芝居できるんだろうけど、
このときの、この若い倫也さんだから表現できるリアルさみたいなのがある気がしたなー。ご本人も、夢追い人の不安や迷いの渦中にあったはずだし。

わたしは10年後?に再会して、もう一度ライブしてるシーンが、ほんとに切なさと愛しさと(心強さと??www)で溢れてていちばん好きだったなー。

青春物語は胸が苦しくなるので、
酒と煙草なしには見れねぇ!!笑

初回限定版のみなのかな??
倫也さんと監督の対談が結構なボリュームで載っているので、すごい読み応えがあって楽しかったです!!

是非お買い求めくださいww(まだあんのかな)

全国の夢を追う少年少女を応援したい気持ちでいっぱいになる一作でした。

でもクスリはダメよ。

おわる!!