今日はちょっと変化球で、映画『ラブクラフト・ガール』をば!
書いたのが結構前なので、どことなくノリが違うw
【作品紹介】
デザイナー志望の女の子・小暮茜(安藤聖)が、いわゆるアダルトグッズの企画販売を行なっている会社・ラブクラフト社にうっかり入社してしまうところから始まるお話。茜ちゃんが初めに感じる嫌悪感がまじでリアル……。
でも個性的で憎めない同僚たちの仕事観に少しずつ感化され(もとい、感銘を受け、)ラブグッズ制作の社会的使命に気付いて成長していく、というストーリー。
設定を読んだときの「えーw」という感じから、見終わったあとの「あれ、意外といい話じゃないか」という変化が激しかった作品かも。
なんかリアルだなーと。こういうことあるよね、みたいな。商品がアダルトグッズなので余計その落差が際立つのだが。
まぁ理想と現実の埋まらない差って世の中にたくさんある。が、携わってるものや携わっている人への敬意って大事だし、上っ面だけを評価するのってほんと愚かだなぁと、何だか凄く真面目に考えた作品でした(※コメディです)。
ちなみに我らが倫也さんは、主人公の教育係・イケメンだけどちょっと冷たい田村幸基(中村倫也)役でご出演。前半冷たくてぶっきらぼうな感じの人だけど、後半仲良くなってからはニコニコ、チャーミングな別人に変貌しますw(壮大な人見知りなのかとさえ思うww)
田村さん、実は元・広告代理店出身!(そうなんだ!驚)そのときの得意先が今の社長で、「仕事とは誰かに貢献することだ」と教えられて転職してきたことが物語後半で明かされる。え、そうだったのか!
田村さんは仕事熱心なので、商品に愛を持てない初期の茜ちゃんのことが許せなかったのだなぁ、ということを裏付けるエピソード。
というわけで、この映画のお気に入りの台詞を発表しまーす。
「俺たちの仕事って何なんですか……この仕事って、何か間違ってるんですか」
泣ける……。というか胸が痛い……。
社運をかけた新作リップの広告塔に起用したモデル(の事務所)から、ラブグッズを扱ってる会社の広告には出れないと販売直前に打診があり(もうポスター刷り終わって納品済みやがなという本気の直前タイミング)、社内が騒然となるシーンでの田村さんの怒り。
この時の泣きそうなのを堪えながら静かに詰問する表情が本当に切ない。
自分のやってる仕事の意味って、時々こんがらがってわからなくなって、全部逃げ出したくなる時あるよなぁーーーーーーーと、
このシーン自体にまったく関係ないけど個人的に思って泣けた……。
ちなみに本件がどう解決するかのくだりは突っ込みどころ満載ですがw いいのです! だって愉快痛快エンタメ映画ですもの!
そして意外にもラブグッズの会社が舞台なのにラブなシーンは全然なくww
ディズニーばりの爽やかなキスで大ハッピーエンドに終わるので、皆さんどうぞいろいろ安心してご覧くださいませww
(あ、でもラブグッズは死ぬほど出てくるので一緒に観る人を間違うと結構気まずいよ!笑