シンガーソングライターの水川さんはパーカッシブ・ギターという面白い奏法で有名な方だそうです。芯の通った色気のある素敵な歌声で熱唱してくれました。
久々に魂が揺さぶられました。
人に勧められて雨降りしきる中、初めて東中野の駅を降り
ライブハウスALT SPEAKERに伺った訳ですが、音響に力を入れて設計されているというオーナーさんのこだわりのこもったお店で、女性一人でも入りやすい雰囲気でした。私はホットコーヒーを注文して、水川さんの登場を待ちました。
ギター弾き語りでこんなに勢いとカッコ良さで魅せられたのも初めてなら、
張りのある歌声と選曲の渋さで感激させられたのも初のことでした。
コピー曲では、
・真っ赤な太陽
・想い出がいっぱい
・シルエットロマンス
・ダニーボーイ
・恋のサバイバル
が特に印象的でした。楽曲の時代へ戻してくれる懐かしい温かさと、水川さんの解釈が加わった新鮮な響きが調和して、聴きごたえあり!でした。
オリジナル曲で素晴らしかったのは、
・Requiem(レクイエム)
という曲で、
こちらは映画の『イングリッシュ・ペイシェント』からインスピレーションを受けて作られたそうで、私もあの映画は好きで、その世界観を表現しているものだと感じ入りました。
他に
・メデューサ
も、電車で隣り合わせたイヤホンで音楽を聴いている女子高生の太ももから伝わる振動から「君はこのリズムが好きなんだね…」と心で囁きながら作ったというお茶目なMCに笑いを誘われましたが、かなりハードな楽曲で、パンチがあって好きでした。
・PURE
は水川さんのパーカッシブ・ギターがかねてからの噂だったので期待していました。スパニッシュな迫力と熱情にド肝を抜かれました。
アンコールの
・マネキン
というオリジナルバラードも歌詞に、もの悲しさが込められていて共感。
休憩ナシのあっという間の2時間でした。MCがボソボソと、呟くようでところどころ聴き取れない箇所がありましたが、水川さんて、ひょっとするとシャイな人なのかもしれない、と好感が持てました。
鹿児島のご出身だそうです。端正なルックスからは想像もつかないような下ネタが繰り広げられましたが、アラフォーの私にはハマるネタばかりで面白かったです。
ライブで聴いた曲が幾つか、YouTubeに載っているというので、帰り道でチェック。
→マネキン
→PURE
ビリー・ジョエルの
も見つけました。素晴らしい歌声!
次回の水川正史ワンマンライブは
12月11日金曜日の夜に、同じく東中野のALT SPEAKERにて催されるそうです。
ネコが大好きという
水川さんのブログはコチラ
また遊びに行きます。ではでは