車が走り出して、長く乗っているけれど、全然街並みが見えてこない
今、何処を走っているのかも分からない
もう来ることもないからと思い、景色を見るのを止めて自分の足元に視線を落とした
すると、秘書の人が運転しながら話し掛けてきた
「………ユノ様……チャンミン様を恨まないでくださいね……チャンミン様もお辛いんです……」
「………恨む……なんてしません……チャンミンさんに、出逢えて幸せでした……でも、それは俺だけだったんですよね……フフ……だから、俺は捨てられたんだし……」
「………捨てられたんでは、ありません……これは、ユノ様が望まれたことでは?……チャンミン様が、仰っていました……ユノ様が、外に出たいと言っていると……だから、この様な形になられたのですっ!……」
「………えっ?……俺は、ただお庭とか歩きたいって……こんな……でも俺、使い物になりませんから……しょうがないですよ……」
「………」
それからは、話をする事もなく俺の古びたアパートに到着した
「………ありがとうございました……チャンミンさんにも、伝えてください……最後の挨拶が出来なかったので……」
「分かりました、伝えておきます……後、こちらはチャンミン様からです………お部屋の鍵と当面の生活の為に……どうぞ、お受け取り下さい」
「俺の為に、そんな事まで……ありがとうございます……あのー、チャンミンさんて……ヤクザさんなんですか?」
「あぁ……いいえ、違いますよ……ただ、繋がりがあるとだけ申しておきます……では、私は失礼します」
秘書さんが、乗った車を見送り、部屋に歩き出した
ボロボロで、さっきまで住んでた部屋と違いすぎて、逆に笑えてくる
「………ハハハ……フッ……ぅぅぅ……グスッ……ハハハ……チャンミン……さん……」
部屋に入り、座り込んで涙が止まらない
チャンミンさんに、会うのが辛かったはずなのに
離れた途端、会いたくて……涙が止まらないよ
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