小さい頃から母親の愚痴聞き役をしてきた



私が聞いてあげないとかわいそう


私が味方でいるからね


いつでもママの味方だからね


だからそんなに悲しい顔をしないで


そんなに泣かないで


私が守ってあげる



かわいそうな母親を守りたくて


かわそうな母親が泣いているのを見るのがつらくて


いつも自分の気持ちを置き去りにした


無邪気に泣きたかったしワガママ言いたかった


子供らしい子供でいたかった


物分かりのいい良い子でいるのが苦しかった


逃げたかった


でも母親はそんな私の本当の望みに気づきもせず


あんただけは良い子でいて


ママの気持ち分かるでしょ?っていつも私をねじ伏せた


子供だもん

そんなの分からないよ

本当は分かっちゃいけないんだよ



母親は母親の価値観の世界の中でもがき苦しみ


自分の中で処理しきれない怒り、悲しみ、辛さ、やるせなさ…全部のネガティブな思いを私に吐き続けた


ママ、私は悲しかったよ

苦しかったよ

辛かったよ


母親が自分の娘である私に救いを求めたように


私も自分の子どもに同じことをしていないだろうかと時々怖くなる


自分を癒せるのは自分だけ


この年齢になったからできること


幼い頃の自分を抱きしめてあげたい

辛かったね

苦しかったね

怖かったね

でももう大丈夫だよ


あなたの辛さも苦しみも怖さも心細さも弱さも


全部今の私が受け止めてあげる


この傷を放置したままでは前に進めない



私の人生がうまくいっている風な話をすると、母親は誇らしげに自分の子育てがいかに成功したかっていう話をしてくる


本当は全然うまくいってないし、しっかり生きづらい人生を歩んでいるのに


あなたの子育ては失敗です


その証拠に、私はこんな惨めな人生を生きています


今もあなたを満足させるために、幸せにみえる話しかあなたにはしていないから


こんなにボロボロだって夢にも思っていないでしょうね


憎んでいるわけじゃない


大嫌いになれたらどれほど楽か


でもだからこそ、私の心の中はぐちゃぐちゃで

矛盾だらけで


あなたの子育ては失敗だって証明したくて、心の中で復讐したくて


今日も私はこんな惨めな人生をいきています


でももうこのまま生きるのは限界です


心の中はボロボロなのに、頑張らないと、良い子でいないと愛されないっていう呪いに追い込まれる


報われなかった幼い頃の私を昇華させなければ


私は幸せを実感できない


彼に対してだけじゃなく


常に人の顔色を伺って、空気を読んで相手の望む私を演じる


もう疲れた


本当は不倫なんかしたいわけじゃない


たった1人の人にちゃんと愛されたいんだ