5月3日わが母の記 | inakazukiのブログ

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5月3日雨。川崎チネチッタに「わが母の記」を見に行く。井上靖の小説の映画化。痴呆の母の役を木樹希林が見事に演じていた。母に捨てられたと思っていた主人公と実は母は捨ててなかったということを知った主人公の家族の絆。静かだが重い映画だった。


(概要)

文豪、井上靖の「わが母の記~花の下・月の光・雪の面~」の映画化。誰もが避けては通れない親の老いと死について描く。家庭の事情から、親から離れ、親戚に預けられて育った洪作。自分は親から捨てられたという憎しみが洪作の小説への原動力になったのも事実だが、洪作の母への怒りが消える事はなかった。しかし、痴呆となった母の口から、ある詩がこぼれ落ちた時、洪作は初めて母を許そうと思うのだった。本作の核となるのは「痴呆」だが、観る人の心を揺さぶるのは、家族の絆であろう。哀れに見えるはずの認知症の母親を愛しく演じ上げた樹木希林の演技は必見。監督は、『魍魎の匣』で知られ、井上と同じ沼津出身の原田眞人。