後悔したくない災害時のペット避難
犬と暮らすセミナーワークショップに参加してきました。
講師は山崎恵子先生
とても内容の濃い、盛りだくさんの興味深い内容でした。
午前の部と午後の部10時~17時まででしたが、あっという間でした。
いざという時の準備は、平穏な時に準備をしておかないとならないと実感しました。
災害時の準備について
フード・水
準備と言うと、基本的なフードや水は誰でも思いつくことの1つですが、
実際被害にあった時、ストレスのかかった状況でその非常食フードを食べてくれるのか?お水を飲んでくれるのか?
ストレスの時に何だったら食べてくれるかを想定して用意しておく必要があります。
これだったら食べてくれるという好きなもの、食欲を刺激してくれるものも用意しておく。
どのようなお皿からでもお水を飲めるようにしておく。
小動物なども、普段は給水ボトルだけの子が多いですが、お皿からも飲めるようにしておく。
個体識別の手段
畜犬登録をしておく。
ID、電話番号などを首輪に書いておく。
災害時は家ごとつぶれたりするので、第二の電話番号も書いておくと良い。
県外の愛犬仲間などとトレードしておくのも良い。
保険としてマイクロチップもあります。
引っ越した場合、マイクロチップに正しい情報を申請して入れておかないといけない等、その都度自主管理が必要です。
療法食を食べてたり、薬など飲んでる子には、その情報を入れておくと良い。
予防接種の記録
シェルターなど集団で一時収容は証明が必要。
持っていない場合は二重接種になります。
避妊去勢
ショックで発情したりする。
その他
ペット用の救急箱。
人間用と一緒にしておくと良い。
包帯(口輪にもなる)
布、タオル、お皿、ビニール袋(水皿としても)
写真(飼い主と一緒に写ってるもの)
はぐれた場合掲示板に貼る場合などに有利。
同行できない場合
家に置いて行かざるをえない時
犬の場合、できれば一緒に連れて行けるように日頃からしつけをしておく方が良い。
人に吠えない、他の犬に吠えない、攻撃しない。
人の手を怖がらせないよう日頃から人にも慣れさせておく。
日頃見ないタイプの人、子供だったりお年寄りだったり、男の人、女の人、それぞれのタイプに会う体験をさせておく。
連れて行っても一緒にはいられないので、クレートに慣れさせておく。
クレートは安心なところと、ご飯やおやつなどをその中で食べるなど慣れておく。
色々な音に慣れさせておく。
猫の場合
タンスの裏に隠れてしまったりして、災害時は物が散乱して探すのも難しい場合は、
絶対に外に出られないようにしていく。
扉に犬や猫が何匹いますと張り紙をしていく。
犬や猫両方なら、キッチンに犬、お風呂に猫など、別々の部屋に入れていく方が良い。
大袋のフードを破って、そのまま床の片隅に広げてまいていく。
水は洗面器などに出し、断水してるならばチョロ出しにしておく。
猫砂も袋ごと破って、床の片隅などに広げていく。(綺麗なところを自分で見つけて用をするため)
津波土石流などの場合はこの限りではなく、開けっ放しにします。