君の名は。 | コイケの庭。~蘇州ときどき重慶~(2017年秋に本帰国)

コイケの庭。~蘇州ときどき重慶~(2017年秋に本帰国)

婚約していた旦那ちゃんの上海赴任により、
いきなり上海で新婚生活がはじまったコイケのブログです。
2016年7月より、上海から蘇州へ引っ越しました。
そして、旦那ちゃんの仕事の都合で、時々重慶に滞在しています。
2017年9月末に日本に本帰国しました。

12/2に中国でも公開された「君の名は。」。

友達が見に行ったって~と旦那ちゃんに話すと、

旦那ちゃんも「見たいなー」と言っていました。

 

でも、旦那ちゃんの数日だった蘇州滞在中、

一緒に出かけたのは病院とパン屋さんとお寿司屋さんくらい・・・

見れなかったなーと思っていたら・・・

 

重慶で、まだやっているではないですか!!

大学城のシージエをフラフラしていたら、

「君の名は。」の看板発見!!

 

 

旦那ちゃんに報告すると、既に知っていて、

そうそう行こうと思ってたんだよねと。

で、週末一緒に行ってきました。

 

新海誠さんの作品を見るのは、大学の授業で「ほしのこえ」を観て以来。

「ほしのこえ」は、新海誠さん初の劇場公開作品であり、

新海誠さんが、ほぼ一人で作り上げた作品ということで、

当時、かなり話題になったと、教授(漫画文化論)が話していました。

なんと、オリジナル版では、新海誠さん自ら主人公の声優までやっているので驚きです。

で、「ほしのこえ」はといいますと、私、絵が好きではなかったんですよね。

それ以降、新海誠さんの作品は観ていません。

でも、「君の名は」は、キャラクターデザインは、別の人なので、

キレイな絵になっていて、とても見やすかったです。

 

ちなみに「ほしのこえ」は、佐原ミズさんによって漫画化もされていて、

絵がとてもキレイな漫画版が、私はとても好きでした。

ストーリーは、すごく良いんですよーー!!

 

と、まあ、オタクな話なりましたが、

そんな感じで、10年以上前に作品を観たことのあった新海誠さん、

今更、すごく話題になっている「君の名は。」はどうなっているのか、

観てきました。

 

映画を観たのは、大学城、シージエ内にある、この映画館。

↓↓↓

 

 

チケットは、旦那ちゃんが中国のアプリ「大众点评」で予約してくれました。

大众点评で調べたら、大学城だけで3カ所も映画館があって、ビックリ。

映画館を選択して、観たい映画を選択し、観る日にちを選ぶと、

時間と値段の一覧が出てきて、そこから予約できます。

席の指定も携帯からできます。

すごい!簡単!日本にもこんなシステムあったら便利なのに~

ちなみに、1人35元のところ、大众点评の割引で、1人は30元でした。

元値の35元でも、560円くらい。安い!!

もっと日本の映画やって欲しいな~

 

携帯で決算すると、バーコード(QRコード?)が表示されるので、

それを、劇場の機会にかざすと、チケットが発行されます。

この機械。

↓↓↓

 

 

前に「ビリギャル」見に行った時は、

予約番号入力だったので、必ずしもQRコードというわけではなさそうです。

 

観た感想。

観てない方のネタバレになりそうなことは言いたくないので、

ぼんやりとした感想になりますが、

すごく良かったです。

そして私は号泣でした。笑

 

観る前に観ていたネットニュースで、

「今までの新海誠さんの要素を全て詰め込み、

大衆向けにした作品」と評されているのを観たのですが、

まさにその通り。

私が観たことのある過去の新海誠さん作品は、

「ほしのこえ」だけですが、

「ほしのこえ」要素だけでも満載でした。

携帯電話・宇宙・離ればなれの二人という共通点の多さ。

そしてこれ、最大の共通点だと思うのですが、

男の子はいたって普通の子で、

女の子が、特殊な事情を抱えた子であること。

これは、監督が男の人だからだろうなと思うところなんですが。

「ほしのこえ」では、女の子が国連宇宙軍の調査隊という役柄で、

ロボットみたいな乗り物も出てきて、SFちっくで男性向け要素が多かったのに対し、

「君の名は。」は、SFは陰を潜め、ファンタジーではありつつも、

大衆向けな雰囲気だなと思いました。

 

日本の伝統的な要素を盛り込んであり、

対海外受けもばっちり。

日本人から観ても、素敵な日本の風景だと思いました。

これは、聖地巡礼が話題になるわけです。

こんな風景あるなら観たいと、私も思いました。

 

ただ、この映画を観た中国人の友達が、

「あの映画はお酒のCMみたいじゃない??」

と、言っていたんですよね。

これを聞いたとき、私はまだ映画を観ていなかったので、

なんのことやらという感じだったのですが・・・

観た後に考えると、え??と思います。

中国語字幕の説明が良くなかったのかな・・・

うーん文化の違いなのか。

前に中国人の友達と「ビリギャル」観たときも、感じたんですよね。

あ、理解してもらえてないかもっていう感じ・・・

字幕のせいなのか、文化の差なのか・・・

ビリギャルの時のブログ→

 

ぐだぐだ書きましたが、とても良い映画でした。

観れてよかったです。

 

映画ネタを書いたので、ついでに、

最近、重慶に来るときに観た中国映画がとても気になってので、

メモしておきたいと思います。

最近、重慶には無錫から東方航空で来ています。

一人一人の席に画面はありませんが、所々にモニターがあり、

そこで映画が放映されています。

音声はなく、字幕だけなので、

席が遠いと、映像を見ていることしか出来ないのですが・・・

映像を見ているだけでも、結構面白いことがわかったので、

最近は気にして観たりしていました。

 

で、最近観たのが「火鍋英雄」と「谁的青春不迷茫(邦題:イエスタデイ・ワンス・モア)」。

どちらも今年の4月公開された、わりと新しい映画みたいです。

 

「火鍋英雄」

字幕がほぼ読み取れない距離で観たので、

映像を見ているだけだったのですが、

映像が格好良く、美しくて、ちゃんと観たいなと思いました。

喧嘩シーンも多く、ハラハラする展開で、バイオレンスな雰囲気もありましたが、

それでも引きつけられる映像美でした。

で、これ、重慶舞台なんです。

なので、重慶行く便で重慶舞台の映画を放映するなんて、粋だな~と思いました。

ま、私が舞台が重慶ってことに気がついたのは、最後の最後の方に、

重慶の橋が写ったからだったんですけどね~

 

「谁的青春不迷茫(邦題:イエスタデイ・ワンス・モア)」

これは、運良く画面が近い席だったので、

だいたいの字幕が見れました。

もちろん中国語字幕ですが、漢字なので、雰囲気は読み取れます。

これが中国らしい青春ストーリーで、切なくて、爽やかで、

女の子は可愛いし、男の子は格好いいし、きゅんきゅんでした。笑

青春が輝きすぎていて、まぶしいほど・・・!!

でもこの映画、なんと、途中で重慶に到着。

最後が見れませんでした。気になりますーーー!!

 

中国映画って、あまり見たことがなかったのですが、

私が見た2作は、どちらも映像がとても美しくて、

そこにとても引きつけられました。

私の中国語能力はダメダメですが、そんな私でも引きつけられる映画でした。

 

日本では、映画祭で公開されたようですが・・・

その感じだと、DVD化しないだろうな・・・

日本語字幕で見たいよーー;