アルベルト・ジャコメッティ回顧展 in 余德耀美术馆。 | コイケの庭。~蘇州ときどき重慶~(2017年秋に本帰国)

コイケの庭。~蘇州ときどき重慶~(2017年秋に本帰国)

婚約していた旦那ちゃんの上海赴任により、
いきなり上海で新婚生活がはじまったコイケのブログです。
2016年7月より、上海から蘇州へ引っ越しました。
そして、旦那ちゃんの仕事の都合で、時々重慶に滞在しています。
2017年9月末に日本に本帰国しました。

先日、大雨の中、ずっと気になっていた美術館に行ってきました。

雨だけど、美術館室内だし、大丈夫だろ~って思ってたら、

駅から少し歩いたので、足元びっしょりになりました。笑


11号線「云锦路」駅、7号口から徒歩10分程度。

住所:上海徐汇区丰谷路35号


周りには、いくつか、他にも美術館があるようですが、

駅からこの美術館に行く間には、お店などは、何もありませんでした。

歩いていると、目の前に、この赤い大きな建物が、どーんと現れます。

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美術館全体像はこんな感じで、すごい大きいです。

これで、私設の美術館だなんて、驚きです。

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この美術館は、飛行機の格納庫をリノベーションした美術館で、

設計は、日本人建築家・藤本壮介。

私は昔、日本でこの建築家の展示を見たことがあり、

実物の建築が見たい!!と思っていたんです。

以前調べた時は、私には興味がわかない展示をしていて・・・;

最近、調べたら、ジャコメッティだったので、これは行かなきゃ!となりました。



建物に入ると、吹き抜けの明るいフロア。

入り口入って右側は、カフェ?なのかな??

営業しているのかも、よくわからない感じでしたが・・・

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入り口入って、目の前には、このオリーブの木。

これは、キャプチャがついていて、美術作品でした。

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↑この木の左下の降りたところに、チケット売り場があります。


チケットは、火曜日~金曜日120元。

土日は、150元です。

日本の展覧会に比べて、高い!

平日と、週末で料金が違うとか、日本には、見たことなかったので、ビックリ。

学生は75元だそうです。学生には優しいんだね・・・


中は、すごく広かったです。

作品数もかなりあって、見応えありました。


私の、中国語&英語の読解が正しければ、

最初は、ジャコメッティの家族の作品から始まり、

デッサン、小さい彫刻、

段々大きな彫刻の展示になり、

ジャコメッティの写真(結構有名な写真家が撮影した物もあり)、

ジャコメッティの制作風景を撮影した映像等もありました。

最後に、代表作、「歩く人」が展示されていました。


あの細さは、思っていた以上の細さでした。

特に小さい彫刻であるほど、本当に本当に細い。

すごく繊細で、美しかったです。


身近な人がモデルの作品を固めたコーナーがあって・・・

日本人の友人の方がモデルの、デッサンと彫刻がありました。

あとね・・・

愛人がモデルの作品と奥さんがモデルの作品が、すぐ近くにあって、

うわーと思いました。

まあ、昔の芸術家って、こんなもんだったのかなーとは思いますけど・・・

昔ならなんとも思わなかったけど、「妻」という立場になると、複雑です。

最近、本とか読んでも、昔とはやっぱり、思うことが違ったりするのですが、

それを、こういう風に、アート見てても実感するとは思いませんでした。


この空間の右側に、「歩く人」等が展示されていました。

流石、元、飛行機の格納庫。

天井が、高い!

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↑左側は、これまた、やってなさそうな、カフェスペース。

誰もいませんでした。



漢字だと、ジャコメッティって、全然読めないなー・・・

展示は、7/31までです。

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月曜日休館

火~木: 10:00-21:00
金・土: 10:00-24:00

HP:http://www.yuzmshanghai.org/?lang=zh-hans


日本の上野とか新国立とかでやったら、

すごい人になりそうな展示ですが、

平日で雨だったこともあってか、ガラガラ。

ゆっくり見れました。

贅沢なひと時でした。

建物見れた(入れた)し、

何より、中の展示が、すごく良かったので、大満足です。