身体が思うように動かなくなってしまったお父さん
顔がほっそりして
自分で生きる気力を失い
家族ではない人たちに
身の回りの世話をしてもらっているお父さん
かつては会社っで働いてわたしたち家族を養ってくれた
休みの日には家でほとんど横になって過ごし、真理を求めて研究していたお父さん
自分では暮らすことも出来なくなったお父さんを見て切なくなった
若い頃、わたしはお父さんにいつもいらいらしてつらく当たっていた
自分も親になってみて、お父さんがどんな想いだったか馳せる
小さい時から必死で生きてきて、思うような人生でなくても走り続けなければいけなくて
今はお父さんの気持ちに寄り添いたい
お父さんの心を温かく包んであげたいと思う
わたしが大人になるまで命を守ってくれたことに感謝をこめて