冬の楽しみ ~スキーと氷濤まつり~ | 北海道での自然と共にある暮らし

北海道での自然と共にある暮らし

自然の中で暮らすことに憧れてきたわたしが夢を実現して見えてきたもの。
自然と共にあることで生まれる豊さ、自然界との交流、恩恵を感じながらの暮らしを日々の雑感を交えながら紹介していきます。

この週末土曜日にスキーに、日曜日に氷濤まつりに行ってきた。
冬の間ずっと薪作りに明け暮れていた昨年から考えると、すごい進歩!
ルスツリゾートスキー場。
ルスツをホームゲレンデにしている息子からシーズン券についてくるリフトの1日券をもらい、ルスツでの今シーズン最初で最後のスキー。
2週間ほど前に近くのオロフレスキー場で今シーズン初めてのスキーをしたのだけど、昨年からリフトに乗って父親とゲレンデを滑り出して上達してきている娘においていかれないよう、シーズン前からイメージトレーニングをしてきたかいがあって、今まで怖くて行けなかった急なコースを滑ることができた!
地球はすでに5次元に入っているらしい。5次元では想いがすべて実現するのだそうだ。身体も以前よりも思うように動く気がする。(わたしは影響されやすく、洗脳しやすい(笑))
ルスツでは山の上の方まで行ってきた。天気にも恵まれて洞爺湖や海まで見える素晴らしい景色も楽しみながら滑ってきた。山のてっぺんまで行くと、木が雪で覆われてこれもとても綺麗。思わず、木と娘の写真を撮る。
意気込みすぎて、頭から雪に突っ込んだり、体に力が入りすぎてかすぐに足がふらふらしてきて転んだり、合計3回も転んだ(笑)。
長い休憩をはさみながら(その間、娘と父親は元気に滑っていた)、ナイターも楽しんで、ルスツ温泉で体を癒やして帰途へ。

北海道へ来てから、息子がすぐ近くのスキー場に歩いて通ってスキーを始めた頃は、山を切り開いて作るスキー場の存在が受け入れられず胸が痛んだ。そして、たくさんの資源と電気を使うリフトにも経済的なこともあって2年間乗せずに歩いて登れるところでだけで滑らせた。
スキーが大好きでシーズン中ほぼ毎日スキー場に通う息子。3シーズン目でようやくリフトに乗ることを許された息子はどんどん上達して、6年生の頃には大人顔負けに上手になった。ここまでくると、遊びを超えて、息子はスキーを通して社会と関わり、大げさかもしれないけど、宇宙の摂理みたいなものを学び取っているのだと感じるようになった。
何を通して人生の学びを受け取るのか、人によってそれぞれ違うのだということを息子は教えてくれた。


そして日曜日。
待ちに待った氷濤まつり。
北海道は短い夏を楽しもうと短期間に祭りがたくさん開催される。でも、夏は寝る間も惜しいほど忙しいし、交通費も我が家にとっては大きな出費なので、最近はほとんど祭りに行かなくなった。そんな中、氷濤まつりだけは娘がとても気に入っていて、5年前に友人に教えてもらって行ってから、ほぼ毎年行っている。
最終日となった昨日、昨年も一緒に行った友達と行ってきた。
大人も滑れる氷の滑り台

140cm以下の子ども限定のスケートリンク

わたしはスキーの疲れもあり、ストーブが置かれて暖かい休憩所へ。
お昼についてから3時頃まで子どもたちは滑り台とスケートリンクでずっと遊んでいた。
遊んでいるうちに見知らぬ子とも仲良くなれるのもいい。今年も人懐っこい小さな男の子が娘たちと一緒に動き回っていた。

昨年はー15℃はあったのではないかと思うほどの寒さだったのだけど、今回は天気も良く、0℃~ー5℃で過ごしやすかった。
太鼓と花火もあり、わたしもおおいに楽しませてもらった。
太鼓は地元の太鼓の何組かのチームが演奏してくれた。
チームによっていろんな演奏がある。
基本に忠実に型をしっかりと守って演奏するチーム。
型にはまらずにこちらにも楽しんでいるのが伝わってくるチーム。
圧巻だったのは最後に演奏した自衛隊の人たちだった。
息もピッタリに、鍛えられた体で力強く打つ太鼓は見事だった!
太鼓を聞くと血が騒ぐ。
わたしも打ちたい。

そして、今年の氷濤まつりの最後を飾る花火。
娘は来る前から、花火を見ながら滑り台を滑るんだと言っていた。
言っていた通り、花火を見ながら何回も滑る娘。(分かりづらいけど、花火をバックに滑っているのが娘。
私も興奮して(笑)途中で合流した友人と娘たちと一緒に何回か滑った。
娘が何回も滑る中、娘の1つ年下の一緒に行った友達は途中で滑るのをやめ、花火に見入っていた。
帰りの混雑を避けるために花火の途中で帰ると子供たちに言っていたのだけど、若い女性歌手が甘く切ない声で歌う歌とライトアップされた氷の上に上がる花火が会場を美しく幻想的にして途中で帰る気になれず、最後まで見てしまった。
昨日は会場で3組も知り合いにあい、それも氷濤まつりに彩りを添えてくれた。

支笏湖の寒さの厳しさを最大限に生かし、訪れるわたしたちの心に温かな光を灯してくれる氷濤まつり。

そして、今日。
昨夜から朝方にかけて強い風が吹く。
朝外に出てみると、最近にしては暖かい。
強い風は春1番だったのか?

極寒の先週と打って変わって、春を思わせる日だ。
二十四節気の立春も終わり、明日から雨水に入る。
日が暮れるのも5時過ぎになった。
冬の厳しい時期は過ぎた。
わたしたちを厳しい寒さから守ってくれているノアの家のおかげで、今年も無事に冬を越すことができた。
ありがとう。