クスノキとか、大きい木が好きだ。



クスノキだけでなく、


バニヤン、ガジュマル、モミジバフウ、ハナガガシ、


ムクノキ、エノキ、ツブラジイ、メタセコイア、


モンキーポッド、


いろいろ好きだ。


高校生くらいまではほとんどクスノキしか目に入らず、


クスノキばっかり見ていたが、


だんだんちょっとずついろんな木があるのを


知るようになった。


今は職場の山にたくさん生えてるツブラジイを


をよく、しげしげと見ている。


何を見ているのか、どこを見ているのか。


僕は絵を描くのが好きなので、


絵に描くにはどうするんだろ、ということは考える。


しかし絵のことはなくても、目が行ってしまうので、


なんか興味があるんだろう。



何十メートルにならない木でも、


大きくなってる木は、おっ、と見てしまう。


職場にあるキンモクセイは2階の屋根くらいの


高さがある。公園とか街路樹にはこのくらい


大きいのはあんまりない。


ツツジも道路の植え込みのは膝とか腰くらいの


高さのが多いが、たまに3メートルくらいに


なってるのを見る。



……古い木が好きなのかもしれない。


長く生きてる木。



大きい木は好きだが、大きくなくても好きだ。


小さいのもいい。小さいのが大きくなる。


木が大きくなるのが好きなのかもしれない。


木が大きくなるように成長したいと思う。


木が大きくなるように大きくなる。