2月おわりから、3月初めのインド出張の最後のアップです。



インド特有の問題について。






我が部門のフォーカスはインドマーケットとあまり関係ありません。日本や韓国やオーストラリアとはかなり被ってます。



インド人社員で、強く移動を希望している人がいて相談されました。突き詰めると、グローバルな会議で言われてるメインストリームの仕事がしたいんだな。



それ自体はいいんだけど。。。

思いだしたことがあります。




数年前に、顧客の事例シェア週間があり、インドからも推薦しました。



食品会社で、「水牛のミルクを本物と検査する」技術開発の人が我が社のサービスに感謝という事例がありました。



水牛ミルクの方が牛のミルクより値段が高いのでから、混ぜたり偽って出荷する人がいて問題なんですって。




我が社のサービスが、技術開発の役に立ったと、何が良かったのかお客さまが教えてくれました。



生活密着型で、プレゼンに牛や水牛、ミルクの瓶のイラストが貼ってあって、すごく良かったんです。出席者にも大変好評でした。




でもインドユニークすぎて。。。横展開? 


中東でラクダの乳?


多分ヨーロッパでヤギの乳では問題になってないんじゃないかな。生産量が少なすぎかも。




うーむ、メインストリームの経験ない人を社内で移動させないわけでは無いのだけど、遠いよね。



技術開発、教育系のサービスを提供しています。インドは人工衛星を上げる力があり、IITをでた人材が世界中で活躍しているんだけどね。。。






このインド人は、社内転職のため、いろいろ目立つ活動を社内でしたいんです。



さすがに水牛の事例を横展開とは言わないけど。私に提案してくる内容が、他の国の人が興味ないような話題で、うんとは言えない。



結局、あなたが「教える」という立ち位置ではなく、「学ぶ」という姿勢で、日本や韓国人が半導体業界相手に頑張ってるネットワークや、アメリカの製薬ベンチャー相手に頑張ってる人達のネットワークに入っていきなさいとアドバイスして会話を終えました。


彼のプライド的に、ガッカリなんだよね。



今週パートタイムのMBAのスクーリングに行ってるって。彼的にはMBAが、メインストリームポジションへのチケットになると期待しているらしい。



他国の人がインドをバカにするような発言は絶対に許さないのだけれど、たまにインドサイドのギャップに途方に暮れます。