今年になってからフライトでいろいろインド映画を見たので、3月の始めに、インド人の同僚たちとちょっと話してみました。
Swades インド系のNASAのエンジニアがインドの田舎で、人生について考えて行動を起こしていくというおはなしで、シャー ルク カーンの主演です。
インド人も古い良い映画だって。 私もすごっくいいと思いました。2004年の映画なのですが、2019年のインド人はノスタルジーを感じるようです。
悪いところも含めて、故郷はありがたきものかなという感覚が全編にでています。
花嫁が結婚式当日に、公務員試験合格通知をうけとり遁走しちゃうお話しです。 主人公の女性は大学で優秀な成績なのに、父にも未来の義母にも働くことを禁じられて絶望します。
同僚に、働くのを禁じるのっていまだにあるんだと話題を振ったら「都会ではそんなことないよ。映画は極端に描いてるんだよ」って。 地方都市ではまだまだあるようです。
若者A君が「うちの母はすっごく優秀なんだよ。いい大学を出ているんだ。父が働くのを許可しなかっただけで、いい職の話しもあったんだって」って言ってました。
「はぁ? 許可?」って何?
Permitと言ってました。せめて動詞はAgreeとかAassent にしない?
女性が働くのに許可という感覚が、それなりに残っているのかなと感じました。
パジュランギおじさんと小さな迷子 パキスタン人の迷子の女の子をインド人のおじさんがインドから故郷パキスタンの村に送り返すというお話しです。
紛争地域カシミールの村に向かいおじさんはスパイと疑われ、大変な目にあうんです。主演はサルマン・カーン
インド人はみな絶賛! パキスタンはエネミーと言ってたシーク君が、あれはいい映画だと。。。。 もうよくわからないよ。
ヒューマニティーに敏感なのよね。 きっと。
常識人のマネジャーが「インド人の考え方は、すごく変わってきてるよ。特に農村での変化のスピードはすっごく早いよ」って言ってました。
Swades(2004年)の農村の風景は過去のものなのかもしれません。
Tier1都市で女性が働くのが当たり前になってきているなら、意外と同じ意識がTeir2都市や地方に広がるのに、時間はかからないのかもしれませんね。
パキスタンを敵認定と、パジュランギおじさんと小さな迷子で、パキスタン人ひとりひとりが見せるヒューマニティーへの強い共感とが両立しているのかな。
熱しやすいから、パキスタン空爆映画を作ったら、同じレベルで熱狂しそうな気もちょっとしますけど。。。。
どの映画でもカーストの話題が出てくるんですが、あんな感じで話すの?と同僚に聞いたら、そうだよとのことでした。 これも何となくわかるような、一生分からないような話題です。
SwadesのNASAのエンジニアもカーストが上だから村の人にある程度受け入れられたけど、カーストが下のひとを仲間にしたら、非難を浴びていたし。ムスリムのおばさんの方が開明的に描かれていたけど、それできっと観客には受け入れられているんだよね。。。良くわからない。
遁走花嫁の父はカーストが上の公務員と娘を結婚させるために、無理して持参金を積むけど、それが娘の幸せだと愛情にあふれてるんですよね。
この感覚、外国人からは異文化観察な感じですが、ヒンズー教徒には切実に胸に迫るのかもね。。。良くわからない。
パジュランギおじさんの迷子はまだ小さい子供なのに、イスラム教徒でパキスタン人とわかったら、泊めてた家の主が出ていけ!って。
映画だからデフォルメされているんだろうけど、私の知るインド人で、小さい子供の迷子に親身にならない人って想像しにくいような。
この映画はパキスタンのムスリムの導師(イマーム)が公平な人格者として描かれていて、偏狭なインド人と対照的になっているんですけど、その内容で共感を生むって。。。よくわからない。
ところで、インド女子の同僚がかけていた音楽がよかったので、何?と聞いたらボリウッド映画音楽だよって言われ、「ほとんどがパキスタン人の歌で大ヒットしてるのよ」だって。。。
宗教以外ほぼおんなじ人たちなんじゃないかしらね。
最後に、そういえばSwadesもパジュランギおじさん もヒロインは清純派で正義感の強い学校の先生でした。アジアのステレオタイプなヒロインかな。
「遁走花嫁が上級公務員に受かって、恋人が一般職って、設定がインドでもありなんだと感心したわ」と言ったらインド人同僚に「でも恋人は頑張って検事に出世したろ」って。
恋人と同じぐらいは出世しないと、話しとして落ち着きが悪いかもしれません。
インド映画を見ると、インド人との話題の幅が広がりますねー。