下の記事を拝見し、私も書きたかったんだっけと思い出し、リブログとともにお送りいたします。

 

サルマン・カーン主演で、邦題が、パジュランギおじさんと、小さな迷子 です。

迷子を送りにパキスタンへ3千里というお話しです。(あら3秒で説明できたじゃない。)


 

インドへの行きの飛行機で見ました。映画の紹介はShimonettaさんの印度華麗日記にお任せしますね。(丸投げ) 記事のコメントの中で、原題がハヌマーン兄貴という意味というのに納得でした。北インドのお猿の神様(ハヌマーン)を信じる馬鹿正直な男性が主人公です。

 

 

私はパキスタンとインドについてちょっと書きたいかなと思います。

 


 映画のテーマは、国や宗教を超えた無償の人情や人間の本質的善についてです。 

 

 

インドとパキスタンは戦争をしたことが何度もあります。私の理解が正しければ、独立の過程で特にパンジャビやカシミールで起きた殺し合いが、国民感情に大きく影響しているようです。


パンジャビでは20万人から200万人規模で虐殺の応酬があったそうです(英語版Wiki)。

外見や生活習慣の良く似た、同じ場所に住んでいる人たちが殺し合いをしたのです。

 

 

デリーにはパキスタン側のパンジャビから来た難民が大量に流入し、パキスタン側のパンジャビにはインド側からの難民が命からがらにげていったのです。

 

 

だからこの映画の、パキスタン人の迷子をインドからパキスタンンに返すというのは、奇想天外というか、困難さの度合いは日本人が北朝鮮に密航するぐらいのレベル感じゃないかと思います。

 


 政治経済の中心にいる北インドのヒンズー教徒に対する、他の民族や宗教の方々の気持ちは微妙です。


 

ムスリムのタクシードライバー

「僕はムスリムだからきちんとしている。 ヒンディとは違う」

これを5年で3人に言われました。

 


アッサム出身の薬局の店員さん

「僕はヒンディとは違うよ、ヒンディは何を信用していいのかわからないよ」

これは東の方出身の方に何度か言われましたね。ホテルの従業員とか店員さんに東の方出身者が多いです。 

 


シークさん

「モディ―(首相)は全然ダメ。次の選挙ではほかの人に代わるべきだ」

モディーはヒンズー至上主義政党から出ているせいでしょうかね。 一般的にベジタリアンのヒンディ受けがよく、その他宗教の人がいいことを言うのを聞いたことがありません。


 

ヒンディの優しい女性とハイデラバード(ムスリムの多い地域)に行って

「ムスリムについて話すときは慎重にね。そして外見からは誰がムスリムかって完全にはわからないからね」

話題を避けたい雰囲気がありありでした。ハイデラバードは、ムハラジャがムスリムで、住民はヒンディが多い地域です。

 

 

上記のような雰囲気の中、自分たちの思い込みをほぐす力がある映画だと思います。

 

 

インドの外に出ると、インド人もパキスタン人もひとからげで差別されるんですよね。 そしてインドの外では助け合ってるんですよ。

 

 

同僚のインド人はマレーシアに住んでた時は、近所のパキスタン人とクリケットをやっていたと言ってました。

 

 

映画の中のクリケットを応援するシーンや雰囲気が、インドもパキスタンも同じなんですよね~。 一番印象に残っています。

 


主演のサルマン・カーンは名前からしてムスリム系ですが、英語版のWikiによると、父方は1800年代にアフガニスタンからインドールに移住したパシュトーン人で、母方はマハラシュートラ出身でもともとカシミールのラジプト族のかたでヒンディだそうです。

 



 

ところで個人的には同じく、子供が登場する大ヒット映画の、ダンガルより好きです。 何故なんだろうと考えました。

 

寅さんなんだわ、映画の雰囲気が寅さんなの。

 

サルマン・カーン寅と呼びたい!