私の部門のインドのマネジャーは40歳ぐらいで、ハリヤナ出身の良きパパです。小さい娘さんが2人います。
グルガオンのマンションに住み、車を持っていて、つい先月家族でシンガポール旅行に行ってました。
インドの有名大学でMBAを収め、外資系企業を渡り歩き、海外に住んだ経験もあるという、中の上か、上の下ぐらいのクラスのインド人です。
ものすごーくお金持ちは、ビジネスオーナーか土地持ちか、ボリウッドスターか、クリケット選手です。
サラリーマンではないところは日本と同じです。
このマネジャーとインドの変化にや来年の選挙のことを話していたら、「独裁を待ち望む」って。
同じことをモディが出てくる前に、同じような境遇のほかのインド人マネジャーにも言われたんです。「独裁者に正しく導いて欲しい」って。
独裁のイメージはシンガポールのリークワンユーね。ピノチェトじゃないですよ。
中国モデルにも、国を大きく発展させた良いイメージがあるみたい。
そのマネジャーに「貧しい人は5年前と同じで貧しいのに、物価だけは上がった。 子どもが世の中に出ていくときの国の将来が不安だ。そのうちに内戦になるよ」って言われました。
Civil Warと言われたのはちょっとショックでした。 たぶん、ちょっと大げさですが、暴動ぐらいなら、いつでもありえます。
それだけのフラストレーションが社会に蓄積されているんでしょうね。
貧富の差がとんでもなく激しいなか、上の階層の人たちも貧しい人たちも、何も変わらないと諦めていて、社会の分断だけが強く意識されるのね。
言葉も通じない、グループが分断されて存在してるし。
政治がすべてを解決できないなか、Civil Warのリスクがあるなら、ひとりひとりが小さな事でも始めたほうがいいと思うんだけどな。理想論かもしれませんけど。
インドの分業のカルチャーが、他人任せを招いていて、政治家を批判しても、個人のアクションにはならないように見えます。
分業だから自分のやる事が狭いの。
インドの問題や矛盾をこんな小さなスペースに書ききれないし、クリアな意見があるわけではないですが、Civil Warと言われると、いろいろ考えてしまいました。
彼は、お嬢さん達が成人したときのインド社会に、あまり楽観的になれないようです。
私が同じレベルでインドに危機意識を持てないのは、所詮訪問ベースでエリートしか見てないからかな。