愛読しているアメリカ在住のロビンさんのブログで、アメリカで政治的話題の封印というお話しが最近あり、拝見していてちょうどシンガポールで感じたことと同じだわと思い、リブログしました。

 
先週、世界50か国以上からきた数百人の人が参加のディナーで、会社の偉い人がスピーチをしたんですが、反トランプに満ち溢れていたんです。

Diversityの価値を強調
人種や宗教や国境を越えたHumanityの価値を強調
他者への助け合いの価値を強調

この方は韓国系で50代中ごろの海外育ちでアメリカで教育を受けている人です。

社会的には成功してますが、70年代から80年代の若いころに韓国系の出身というのはそれなりに大変だったはずです。

シンガポールにも住んでいたことがあるので、スピーチの最後にこのビデオを紹介し、他者への思いやりを強調していました。
 
なかなかジーンとくるいいスピーチでした。近所のイギリス人女性は涙ぐんでました。ビジネスのイベントには微妙かもとはおもいましたが。。。。。
 
 
 
でね、ここからが本題。

この会議への出席者はざっとみて3割がアメリカからきていて、ほとんどの人は生まれたときからアメリカ人です。

多分反トランプもトランプ支持者もいると思います。人前では触れたくない雰囲気でした。
民主党・共和党の対立なんか目じゃないくらい、トランプ・反トランプの溝は大きくて、極端なはなし、反トランプから見たトランプはプーチンや習均平と同レベルなんですよ。アメリカ国内で十分意見の相違で世の中が対立し、海外出てまで聞きたくないでしょうね。


ロビンさんのブログのESLの先生がいい例で、アメリカ人はどうでもいい場面では表面的には争いをさけて、みんな仲良し的な環境を作ろうとする傾向があります。


このスピーチの間、アメリカ人にただよう微妙な空気を背中にかんじておりました。 韓国系の偉い人については「あの人はそういう人だから」的に見てたかな。
 
 
この韓国人の偉い人も私も、グローバル化の利益享受者なんですよね~


シンガポールの最初のディナーで、韓国から来たマネジャーの女性が、反グローバライゼーションのニュースを見ると考えるって。

「私もナタリーもグローバル化のおかげで今の職につけてるわけじゃない」
「グローバル化がなかったら、こんな多国籍企業の職に付けてないし、韓国や日本の伝統的な会社で20年前だと女性に面白いポジションのチャンスは少なかったでしょ」って。

その通りなんです。でも他方でグローバル化で失われた職や淘汰されたビジネスがあって、外国から来る人達が安全を脅かしていると実感している人達がいて。。。


それぞれの考え方の隔たりが大きくて、もはや埋められない状態です。


 
この韓国の女性も私も、アメリカの分断や過激化した一部のイスラムに処方箋がなくて、トランプをめぐる対立が分断をより深くしていることに、やりきれない思いになるんです。
 

韓国系の偉い人はそこで「あえて」反トランプ的スピーチにしたんだと思います。

そのことに、国籍や人種宗教で差別される弱者への思いやりを感じるとともに、不安に駆られるなか、かろうじて対立の表面化を避けているアメリカ人への、思いやりのなさを感じたのは私だけだったのかな。

今度1対1の時、仲良しのアメリカ人に聞いてみよう。