シンガポールからの帰りの飛行機で見た、シンガポールの映画がなかなか良かったので紹介します。
 
 
Long Long time ago というより、 我門的故事と書いたほうが漢字圏の方には親しみやすいかな。
 
 
シンガポール版おしんですね。
昨年の独立50周年記念映画で、Part1トPart2で合計3時間強の映画です。
 
 
 
主人公は福建系のシンガポール人の女性で、独立の年、男の子を生まないままご主人を亡くし、婚家を追い出され、女の子3人と親類の農家を頼るところからはじまります。
 
 
全編、福建語!
 
 
マンダリンと英語の字幕付き。
 
 
アジア各国で、似たような女性の苦労の生涯の話しが映画やテレビであると思いますが、シンガポールがここまでコテコテの田舎だったとは。 シンガポールも50年前は湿地に粗末な農家が点在してたんですねー
 
 
洪水とか、トイレが家の外とか、子供にぎょう虫とか、今の40代が子供の頃こんな生活だったの?とびっくりでした。
 
 
シンガポールらしいエピソードが満載でした。
 
 
 
独立後マレーシアかシンガポールか国境を選べたようですが、主人公の隣人のシンガポール生まれのマレー人の男性が、シンガポール国籍を選ぶのに対し、その奥さんがマレーの方が暮らしが良いだろうと主張してました。
 
 
 
そのくらい、国の将来が不安だったんですよねー。今じゃ考えられませんよ。いまだにそうですが水をマレーシアに頼っているというのが、シンガポールの一番の弱点です。
 
 
 
噂話から中国系とマレー系の住民の緊張が高まった時、マレーシア食のナシレマークと中華系の豆乳をセットで売り、緊張緩和に一役買うシーンも、シンガポールらしいですね。
 
 
中華系の若者とインド系の娘が結婚で揉めるところなんかは、今でも大して変わりがないんじゃないかなと思いました。そういうのが身近にあるところがシンガポールらしいんですよね。
 
 
1965年から1977年ぐらいまでが描かれていて、信じられないくらい、男尊女卑なんですが、日本も農家だったら変わらないかなと、妙に納得しちゃいました。アジアは基本同じですね。
 
 
最後に隣人のマレーシア人家族の家出していた息子が帰ってきて、当時大ヒットしたFreddie Aguilarの「Anak 息子」-もともとはフィリピンの歌です  の翻訳版を歌うシーンがありました。
 
 
都会化する社会で、父親と息子の愛情と葛藤を歌ったから、東南アジアで共感を呼んで大ヒットしたんだと腑におちました。 
 
 
 
 
 
日本が70年かけた変化をシンガポールは50年で、中国の都会は40年で成し遂げてるんでしょう。
 
インドは? 都会は20年、農村は100年かもしれませんね。