2歳で軽度知的障害の判定を受けた息子。

3月生まれなので、3歳になってすぐに幼稚園に入園しました。
皆と同じにできるわけもなく、先生にとてもお世話になったのです。

しかし1年たって4歳になるとすぐ夫の転勤に伴い退園しました。
そうして、今度は幼稚園ではなく、児童発達支援センターに通い始めました。

児童発達支援センターとはなんなのでしょう。
療育を行う公立の児童福祉施設、というのでしょうか。。。

定義を書いてもわかりにくそうなので、
息子がどうのこうのという話はおいておいて
センターの特徴をずらりと書きます。

 

まず、公立(市町村立)です。
もちろん、療育を受けるために通っています。

通うには受給者証が必要で、市町村に申請します。

土日以外毎日開いているのですが、他の児童発達支援事業所(児童デイサービス)と併用していると、事業所に行く日はセンターはお休みしなければなりません。

児童発達支援は、1日1施設でしか受けられないので、センターの後にデイサービス、という使い方はできないのです。
センターをお休みしてデイサービスに行く、ということになります。

利用していたセンターでは、給食の食材調達や、設定活動を計画する等の都合上、事業所に行く日を2週間以上前にセンターに伝えておく必要があるので、デイサービスを利用する曜日は固定、という子がほとんどです。

幼稚園対象年齢(3・4・5歳)より小さいお子さんもいます
その小さいお子さんたちは、親子で一緒に療育を受けます。
10時から13時まで、親子で一緒にいるのです。(我が家が通った場所の場合です。異なるセンターもあります)
幼稚園対象年齢になると、単独で通園します。

10時から14時までの療育で、登園時刻の遅い幼稚園のような感じです。

療育の内容も、幼稚園のようです。
①朝の会(歌、あいさつ、出欠確認、えほん等)
②教室で自由遊びと設定活動
③外遊びやホール遊び
④給食
⑤教室をかえて自由遊びやホール遊び
⑥帰りの会(えほん、歌、あいさつ)


という感じです。
教室では粉遊びやスライム、粘土、絵の具なども使います。
どれも大好きです。

外遊びでは水遊びもします。雪遊びも。
教室を変えて遊ぶときは、クラスをバラバラにします。
いろいろな子と触れ合うことができます。

親子登園のクラスは、ひとクラス10人を超えます。
親子登園の子たちだけのクラスです。

単独登園の子のクラスは、ひとクラス6人程度です。
学年ごとでなく、性格や理解力等いろいろな要素で縦割りのクラスになっています。

クラスの担任は保育士で、ひとクラス2名ずつです。
そのほかにも看護師や栄養士、言語聴覚士、児童指導員が常勤で、子供4人に対して職員1人以上が配置されています。

給食もあります。
こだわりの強い子がいたり、飲み込む力の弱い子がいるので、その子に合わせて提供の仕方を変えてくれます
麺は10㎝、とか、麺とスープと具を別盛りで出すとか。
どんなメニューの時にも白米だけは常備されています。
他はだめだけど白米なら食べられるというお子さんが多い、という理由で用意されているようです。

重軽ありますが、発達に遅れのある子の施設なので、勝手に出ていったりということが無いよう、各部屋や玄関には、ドアの165㎝くらいの子供が届かない高さに必ずカギがついています
年長さんくらいにいなると、かなり稀に届いてしまう大きな子もいますが。

いかんせん
手厚い
ということがお分かりいただけると思います。

これだけ手厚いので、しっかり見てもらえます。
給食の時間などは事務の職員以外、全職員が各教室に入るので、職員1対こども2くらいです。

 



さて、ここで息子はとても楽しく過ごしました。

楽しそうでしょう?


2歳の時の軽度知的障害の判定から二年たって、4歳で中度を飛び越えて重度知的障害の再判定を受け、ここで良かったんだなぁ、と親も納得しつつ通いました。

通い始めてからできるようになったことは
・朝の会、帰りの会でうろうろしないこと(幼稚園時代は好き勝手に走り回っていました)
身支度(促されなくてもできることもあります)
歌を歌うこと(発音は不明瞭ですが)
・歌いながら踊ること(自分に見えたように真似するので不思議な動きです)
・指さしだけでなく物の名前を言葉にして要求を伝えること(パズルちょうだい、ごはんおかわり、トイレ行こう等)
3語文をはなすこと(先生、トイレいこう等)

トイレで用を足すこと(パンツになりました)
・お友達に興味を持つこと(お友達に全く見向きもしなかったのが、好きな友達が来ると名前を呼んで喜びます)

お休みの人を理解すること

・文字をよみかきすること(家でできるようになったのかも)


こんな感じかと思います。
成長をすごく感じる2年でした。

成長がうれしい一方、新しい悩みが生まれます。
支援学校に行くのか、支援学級に行くのか
ということです。

オムツ取れないし支援学校だねー、なんて思っていたのです

おむつは取れて、言われていることも大体わかるようになりました。

え、支援学級いける???かな???
どうしよう、、、

 

出した結果は支援学級でした。

 

決めた経緯はまた書くかもしれません。