重度知的障害を伴う自閉症スペクトラム。
息子です。
彼は今年3月まで、公立の児童発達支援センターに通っていました。
民間の児童発達支援事業所も併用して通っていました。
こちらは放課後等デイサービスも行っているので、小学生になった現在でも通っています。
年中の頃は週1年長で週2、通っていました。
なぜ児童発達支援センターに通っているのに別のデイサービスにも通うの??
という疑問を以前持っておりましたが、時を経るにつれ納得。
今では正式には「児童デイサービス」とは言いません。
何年か前に法律が変わって
児童デイサービス
→児童発達支援(就学前)
→放課後等デイサービス(就学後)
の二つに分けられました。
ですが今でも、障害児の周りでは「デイ」と呼ばれています。それで通じます。
なので、デイという言葉を使います。
さて、なぜデイに通うのか。
支援センターを休んで午後だけデイに通うとか、午前だけデイに通う、とか、なんで?
9時から17時までなら、親も少し楽できるからわかるけど。。。
と思っていましたが、最近納得。
私の中で納得しているだけであって、他の人が同じ思いかどうかはわかりません。
私の場合は、
センターで提供されない環境をデイで補う
ということを目指していました。
センターには未就学児しかいません。
息子が年中のころは、自分より大きくて魅力的な遊びを見せてくれるお兄さんたちがいます。
お兄さんたちが大好きで、家でも彼らの名前を呼びました。
その彼らが卒園すると、次年度からは自分が最年長です。
上の子がいなくなってしまうのです。
せっかくお友達に興味を持ち始めたのに。
年上の子からの刺激もまだ欲しいな、どうしようかな。
と思ったときにきづいたのが
放課後等デイサービスと児童発達支援を同時にやってるデイサービスを探せばいい
ということです。
そういうところだと、午後スタートが多いので、午後だけ通わせるということについて納得できました。
デイに通うことを決めた後に児童精神科の受診があったのですが、ドクターからもやはり、
年上の子との関わりが持てる場所をもつように
ということを言われました。
デイに通うと決めたこと、間違っていなかったと思います。
デイを決める基準は人それぞれだと思います。
今子供に必要なものを、支援センター、ドクターの意見を聞いて考える。
それが児童発達支援センターではかなわずデイでならかなう。
だとすれば、デイにも通えばいい。
上の子とかかわる楽しさだったり
規則正しい療育プログラムだったり
家から近いことだったり
就学後も同じデイに通い続けられることだったり
選ぶ基準はそれぞれなのですが
息子の場合は規則正しくプログラムを与えられても他のものに興味が行くと全く課題に取り組まないので、気が向いたときにできる、という環境がいいと思ったりします。
子どもにあった場所を選べるといいなと思います。
良い悪いとかいう噂を気にしてはいけないと思います。
合う、合わない、の問題です。
時々います。「あそこのデイあんまりよくなって話きくよ」とかいう親。
今のデイは息子には結果あっているのだと思います。
通所を全く嫌がらず、迎えに来てくれた車に乗り込み
「おかしゃん、バイバイ」
と年中の頃から早く行きたい感じを出していたので、好きだと思うのです。
年長の終わりには、デイの先生やお友達の名前を書くようにもなりました。
いまも学校にデイの先生がお迎えに行くと、ルンルンで先生に向かっていくようです。
うん、楽しめていそう。
これからも楽しく過ごせる場所であってほしいものです。