うちの旦那さまが事もなげに言う。
「この国では”白いもの”をみんな”Mleko(ムレーコ/チェコ語で牛乳の意味)”って言うんだよ。白いマグカップで牛乳を飲むんだったら”ムレーコをムレーコで飲む”っていうめんどくさい言い方だけどすぐ慣れるよ。」
これを聞いた私。
「え?? そうなの?? 変だねぇ。」
さらに旦那さまは続ける。
「この地域は重力がたまに変な時があるんだ。時々重力がなくなって体が浮くから大変だけど、めったにあることじゃないし、ちゃんと事前に知らされるから大丈夫だよ。」
私は「えぇ~!? 地球上には重力のかかり方がおかしくて斜めに立つことができる場所があるって聞いた気がするけど、まさかそのひとつがここ??」
もう頭が混乱状態だ。
・・・・というのは私の夢の中のお話です。
激しい胃痛でうなされたチェコ入国当日の夜中、私は目が覚めた瞬間この話が夢の中の話なのか現実で彼が言ったことなのか区別がついていない。今考えればありえない話なんだけど。舞台はまさにその寝室で話されていたことだったので^^
私の夢は何か強烈にインパクトがあった出来事を投影していることが多いのです。
たぶんその日は胃が痛くて「Mleko」しか飲めなかったこと、そのマグカップが白かったこと、部屋の壁は白くてちょっと殺風景なことなんかがすごく印象に残っていたんでしょうね。
そして遠い異国の地がどんなところなのかという期待と不安が「重力が違う」ってことで表現されたんでしょうね。
なーんて勝手に夢分析してますけど^^
私が入院したあと自力で帰ってきた旦那さまは、その後の就寝中も夢の中で
私を気遣い、「なおがきっとさみしがってる。早く行ってやらなくちゃ。」とあせっていたらしく、そんな優しい旦那さまの夢に対して、私の夢はなんておキラクなこと。。。
でもちょっとリアリティのある夢でびっくり^^
ちなみにチェコでいう「Mleko」。正確にはeの上に小さいカンマのような記号(チャールカ)がつきます。(日本のパソコンキーボードでは打てませんが。)その音を伸ばして発音しなさい、という意味で「ムレーコ」と読みます。
日本の牛乳とは違って脱脂粉乳のような感じです。常温で売っていて賞味期限も3ヶ月くらいあります。
もちろんチェコで白いものすべてを「ムレーコ」と読んだりはしません^^
重力も普通なのでご安心を^^