伝統をベースに織り成すスペイン料理の新しいカタチ。



     

今、三茶で最も話題のお店「LUZ 」。
神山町の名店が三軒茶屋に移転してきたのは去年の暮、瞬く間の人気店です。

今月のHanakoにも載っていましたね。

人気の秘密は常に進化を遂げる独創性溢れるメニューの数々。
伝統をベースに素材の持ち味を活かし、独自の世界観を表現した創作スパニッシュ!


そしてワイン好きが高じてか国内流通量の少ない自然派ワインを
常時100種類揃えるなど、とにかく随所随所にこだわりが感じられます。



ずらりと並べられたボトルは圧巻で
よくもまあ、ここまで集めたものだと感心してしまうほど(笑)

さて、先ずは生ビールで乾杯です。


国内では珍しいスコットランドのビール
BREWDOG(ブリュードッグ)の「PunkIPA」をドラフト(生)で!




フルーティーなのにポップの苦みもしっかり。心地良いドライな1杯。




アペタイザーは盛り合わせで、ちょっと嬉しい。
ブラックオリーブとアンチョビ、ニンニクマリネのタプナードをズッキーニで巻いて。




キャロットラぺにラタトゥイユ。スペイン産のイベリコチョリソーのサラミ。
かぼちゃのポタージュは予想に反して温かくほっこり。




お見立てしてもらったのはライオス・ウヴァ。
カジュアルでビックなキュヴェ。オリヴィらしいエレガントな透明感のある1杯です。




そしてソフトシェルクラブのグリーンサラダ~サルビコンをのせて~。
スペイン流サルビコンをサラダ仕立てで。




しっかりと大きさのあるソフトシェルクラブは香ばしく濃厚な味わい。
特製ドレッシングがまた美味しいです。盛り付けも素敵。




ニューカレドニア産「天使の海老」のアヒージョは
刺身で食べられる新鮮な天使の海老を贅沢にレアな状態で提供!




食べ終わったオイルにも海老の旨味がたっぷりと溶け出し
ほんのり香る生姜が絶品です。バゲットと共に余すことなく楽しみました。



合せるのはコトー・デュ・ポン・デュ・ガール キュヴェ・デ・ガレ。
これめちゃくちゃ美味しい!口当たりの柔らかさと果実味のバランスが秀逸。




化学物質を使わず、蒲萄のピュアな個性をそのまま生かしたワインなんだそう。
とにかく丁寧に説明してくれるのでワイン好きさんには堪りませんよ。


旦那さんのオレンジワインも美味しかったな。




そしてメインディッシュには自家製オリジナルソーセージを。
レンズ豆とハーブの煮込みと共に。




口の中でほろっと崩れるソーセージと
決してソーセージの邪魔をしない、滋味深いスープに思わず唸ります。

飲み込む瞬間鼻に抜けるプロバンスハーブの香りが爽やか!

しっかり食べても負担の少ないお料理と自然派ワインの組み合わせは
遅い時間でも安心していただけました。

自慢のパエリアまで辿り着けなかったのが残念ですが、次回のお楽しみということで。

茶沢通り沿いでありながら
三軒茶屋と下北沢の中間という立地も穴場感満載の1軒です。




三軒茶屋 LUZ