その時にリサイクルでの事業プランを決定し、社名も決め、事業計画書を作り始め、その冬には有限会社設立準備を行政書士に頼むお金の余裕もなかったので「有限会社の作り方」の本を片手に法務局に何度も通いながら自分で進めていきました。
そしてその大学4年の冬には文房具や家庭用品などのエコグッズを集めて、FAXでの通販や大手企業従業員を対象にしたクローズドマーケットで、物品販売を行う職域販売などで徐々にですが売り上げが立ち始めました。まだ会社設立を平行しながら進めていた状態だったので、話がまとまったら知り合いの経営者の会社を借りてそちらに売り上げを立てるというスタートでした。
少しは形になる前段階にはなってきたのですが、リサイクルのショップを作る為のリサーチや資金調達、場所探しなども平行しながら行っていた為、なかなか本格的に、という訳にもいかず、試行錯誤をしていたらいよいよ大学の卒業が近づいてきてしましました。
会社の設立も在学中の2月にはと進めていたのですが、営業活動も行いながらでいよいよ在学中には間に合わなくなっていきました。
とにかく学生時代のアルバイトなどで貯めた資金を元手にぎりぎりで挑んでいたため、このまま卒業するといよいよ元手を食いつぶさなければいけなくなり、いままで用意してきたものがすべて徐々に振り出しに戻っていってしまう状況が迫り来る。
それだけは避けたいと思い考えついたこと
それは更に時間を有効活用するしかないという結論でした。
そして大学卒業も近づいてきた2月のある日からスタートしたのが夜間の東名高速道路港北パーキングエリアの売店でのアルバイトでした。
確か時間は夜8時から朝の7時まで、途中夜間に仮眠2時間という仕事でした。
朝の7時まで売店で働き、その終了後に急いで自宅に帰り、シャワーを浴びて着替えて、そのまま9時までには営業活動やショップを作る為の準備にとりかかるという日々がスタートしました。
そんな生活がスタートを切り、いよいよ卒業を迎え、あわただしい中、大学も無事卒業し、そして平行しながら進めてきた有限会社登記がようやく5月に終了し、晴れて有限会社トレジャーファクトリーの社長となりました。
しかし、会社が出来て変わったことは売り上げが直接自社で立てられるようになったことぐらいで根本的にはすでに活動していたので大きな変化はなし。
よって、そこから昼の駆け出し社長業と夜のアルバイトという2足のわらじ状態が始まりました。
そんな状態で、トレジャーファクトリー設立間もない頃は、会社にはなったのですが店舗ももてず、やるべきことが多く、苦難の時期が続きました。
そこからも色々な出来事が起こりましたが、この状態が8月までの6ヶ月間続きました。
さすがに日々仮眠2時間だと目も充血し、疲れも表れていたと思いますが精神力だけで乗り切りました。
昼間の活動に共に関わってもらっている人たちにはいえず、アルバイト先でもごく一部の友人だけが知っているという状態。
これも自分自身へのこの状況を打破できない歯がゆさと、これを人に打ち明ければ今自分を支えている精神的な緊張感が一気に切れてしまうという恐怖感、そして何より会社の社業だけで会社を支えきれない社長としての力のなさをさらけ出す恥ずかしさがありました。
よってこの写真も初めて日の目を見る写真。

これは今でも忘れもしない、8月末の東名高速パーキングでのアルバイト最終日に夜間の仮眠時間に撮った記念写真。いままで10年間封印してきた写真です。
まだその先の展望が明確に一歩進んだわけではなかったので不安多き最終日だったことを覚えています。
この写真を封印してきたのも自分の中ではこのアルバイトの経験は、こんなことまでしてきたと、とてもひとに誇れるようなものではなく、たとえ立ち上がりの会社とはいえ会社の社業だけで会社を支えきれなかった自分自身の力のなさをさらけ出す恥ずかしい思いがありました。
しかし今回ブログを書き始め、会社のスタッフにも会社の今までの軌跡を知っておいて欲しいと思ったことと、弊社の店舗やインターネット店をご利用いただいているお客様、そしてこのブログを読んでいただいている多くの方々にもこんな時期もあったんだという事実を伝えておきたいと思いこの記事を書いています。
この続きはまた今度。
社長になってから多くの社長達からそれぞれ皆さんの創業時の話を聞かせていただき、やはり皆さん苦労されてきて今があるんだということも知りましたし、決して当社の立ち上がりが特別なことだとは思っていません。
これも全ては今のため、これからのための最初の1歩。
これからも全力投球でいきたいと思います!