復興までは長期戦です。
被災地の建て直しだけでなく、物作りを支える工場が多く存在した東北地方が受けた傷の影響を日本全体でカバーしていかなければなりません。


しかし原発が使用できない今、首都圏の電力供給は不安定な状況が続くためいままで通りの規模で経済活動を維持するのは不可能でしょう。

火力発電所をフル活動させたところで劇的な改善もしばらくは期待できず、損害をカバーするのではなく経済そのものを縮小しなければならない局面を迎えるかもしれません。

日本の株価が下がるのも、仕方ないことだと思います。

そんな、気が重くなる将来が明らかな中、できることは?

「できることをする」というのは、キャパシティ限界のハイテンションな行動をすることだけではなく、

自分の限界を知り、長期に渡り持続できることを選択することでもある、と思ったりもします。

官房長官が会見で「いま、日本全国ほとんどの人が様々な立場で自分のできることを考え、行動に移している。まさにこの国の底力の表れだ」と述べたことに現れるように、いま、日本が一体感を持っている雰囲気は素晴らしいです。


ただこれをいつまで持続できるのか。が、心配です。

節電も資源の節約も、他人への思いやりも一過性のブームにしないことが必要ではないか。

短期集中の目立つ行動をするだけでなく、長期に渡り持続できる地味めの行動を選択することも、
「いま、自分にできることをやる」ことではないかと思ったりもして。

いままでの自分の生活スタイルを見直し、改善する必要があるでしょう。
経済をネガティブな方向に縮小させるのでなく、無駄を省き効率化を進めることで、

もしかして、社会全体が必要とするエネルギー総量を大幅に減らすことができるのではないか。

という考えはあまりにも極端な理想ではありますが、それは無理にしても、

肥大化した社会を、身の丈に合った適切なサイズに変更するタイミングを、まさにいま、迎えたのかもしれません。

大袈裟に言えば。

もう以前の日本には戻れないし、変わるしかない。

その覚悟を皆が共有したまま、新しい時代を切り拓いていけたら、

この危機的状況を乗り越えることになるのではないか、と。

そのための節電であり、省エネであると考えると、
やはり長期に渡り実行できる無理のない方法をひとりひとりが考えていかねばならないと思います。

がんばりましょう。